日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

いろんな意見・・・

 ロバを引いて2人の男の兄弟が歩いていた。それを見た通りがかりの人が、「ロバの上に乗ったらいいのに、兄ちゃん、弟さんを乗せあげたら」と言ったので、兄は、弟を乗せた歩いていたら、次に会った人が、「年上の人ばかりに無理させる何て、弟さんの方が頑張ったら」と言われたので、次に兄を乗せて弟が歩いていた。すると又次の人が、「年上をいたわらないなんて」と言われて、交代。それを繰り返す内に、どっちが乗っても言われるので、いっそのこと二人で乗ってしまった。そしたら、「2人で乗るなんて、動物虐待だ」何て言われてしまった。仕方なく、動物を二人で抱えて歩くことになってしまった。
 この話の教訓・・・他人の意見は、あくまでも無責任ということでしょうか。

 かって自分が若かりし30才代、朝から晩まで、1日も休みことなく、年間500人の新生児を診て、時間外も年間5000人近く診て、外来も1日平均100人以上診て、入院も年間1000人ほど診ていた。その時、傍からこんなことを言われていたのを今でもしっかりと覚えている。・・・「田原先生は、よっぽどお金儲けがしたいんじゃろうなあ・・・」と。事実は、個人病院なので、大学病院の時と比べると、給与ははるかに高かったが、その病院では年齢が一番下のなので、部長の中では一番少なかったし、時間外手当は、まったくもらっていなかった。給料が今の半分でも、同じことをするよと、当時、周りの人によく言っていたが。とても忙しかったが、ナースがしっかりしていて、とても仕事のし易い病院であった。
 よく、「あんなに仕事ばかりして・・・」とよく言われてきた。
 大学を辞める時も、いろんなことを言われた。病院を辞めて開業する時も、いろんなことを言われた。たはら小児科医院を閉院する時も、いろんなことを言われた。
 しかし、良かったと思っていることは、最後は自分で全てを決めてきたこと。だから、悔いは私にはない。
 あるドクターが言ってくれた、「先生は今まで頑張り過ぎるぐらい頑張って来ているんで、自分が出来ると思う範囲で、納得の行く範囲で頑張るだけでいいんですよ。小児科医は足りない訳だから、ちょっとでも医療してもらえば、それで充分なんですよ」と。
 ありがとうございます。