日本の心・さいき

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ある小児科医の独り言(その79)

 3月31日(火)の午後、新しく来た52歳の先生、俳句に10年凝っていたそうで、その話が面白かった。
 俳句の話をされて、その時、目をギラギラと輝かして、別人の様になった感じで話された。何でも、俳句と短歌は、全く別の世界とのこと。短歌は、575でお膳立てをしておいて、77で、ドカッと自分の世界を入れ込むとのこと。俳句は、無駄なものをそいでそいで、最後に薄く残った感じのものになるとのこと。自然をそのまま言っても、俳句にならない。それに、動きを入れないといけない。感動しても、それをどう表現すればいいのか解らないので、俳句の勉強する価値があると言われた。
 俳句って、正に、仕舞の世界だなあと思った。仕舞も色気を全くなくして、これ以上省略できないと言った感じの世界なのだ(私自身、名誉師範の人から教わって、仕舞をちょっとだけかじったことがあるが)。
 どうも、俳句と仕舞、同じ世界の様だなあ。

 その先生の作品、「近寄れば 遠音(とおね)となりし 虫の声」
 スバラシイ・・・拍手