日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ある小児科医の独り言(その46)

今、正に時代が変わろうとしている時じゃないのかなあ。ピンチはチャンス、今が、変わるべきいいチャンスかも知れない。
 国は、定額給付金などで消費を促しているが、どんどんこんな感じで消費して、先々、借金地獄になるかも知れないのになあ。それよりも、倹約を勧めた方がいいんじゃないのかなあ。公共機関を利用するとか、出来るだけ足を使うとか、(3分の1も捨てる様な)無駄な食生活をしないとか、禁煙運動をもっと積極的にするとか(何で、たばこ税を上げないのかなあ。効果がなかったからと説明しているが、もっと長期で物事を見て欲しいなあ)。
 日本人には、もっと品格があったはずだ。もっと心が豊かだったはずだ。いつの間に、見る目がこんなに狭くなってしまったのかなあ。
 インドネシアなどからの要介護員の問題にしても、インドネシアやフィリピンやタイでは、そんな制度自体がない。東南アジアの多くの国では、大家族制で、病人になったら、親戚を含めて家族皆が面倒をみるのは当たり前で、どこかの国の様に、老人施設に集めて他人がみるなんてことはしない。東南アジアから来ている人達も、その多くは、家族に仕送りしたいが為に来ているだけで、そんな人を利用しようとしている日本政府の考え方も、何か割り切れないなあ。
 今の日本、家族の絆がホント薄くなっているなあ。教師と生徒との関係、医療側とそれを受ける側との関係、親戚においても、地域においてもそんな感じだ。自分が小学生の時に書いた日記には、ちゃんと仕事を持って両親を楽にして上げたい何て書いているけど、今の子ども達の心境は、どうなのかなあ。
 古来からの日本の「義理と人情」の関係には、賛美するものが多かったけれど、今は、それが変な方向に向かってしまった感じだなあ。教職員採用と口利きの関係にしても、政治家と土木業者とのつながりにしても、うやむやにしないで、今こそ、その関係に、大きなメスを振るって膿(ウミ)を出し切った方がいいと思いますけど。
(家内が編んだ帽子をかぶっている長女夫婦、アトランタ