日本の心・さいき

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新型インフルエンザ雑感

 12月11日(木)に、当院で新型インフルエンザが発生した時の訓練が開催されることになっている。
 今までこれに罹患した場合、半分以上が死亡している。1918年のスペイン風邪の時には、世界で2000万(〜4000万)人程、死亡している。
 思うに、全て、自然の流れで物事は進んでいると思う。人間が死ぬのは、もしも永久に人間に死ぬことがなければ、食べ物もなくなり、人間がどんどん増えて、自然界にとって不都合なことになるからだと思う。それで、遺伝子的に、ある年齢に達したら、人間、全て死ぬ様にスイッチされている(と言う考え方、間違ってはいないと思うけど)。
 人間は、長生きをすれば、皆、癌を持つ様になるらしい。その前に、血管の障害などで亡くなるケースも多い訳だけど。
 癌にしても、人間が無理をする感じになっているので、免疫力をアップする様にとサインを出しているのではないだろうか。生き物も、お互いに共存してこそ、生きられる。自分が住み付いている生き物が死んでしまったら、元も子もない訳だから、それと少なからず共存しようとしているのではないだろうか。事実、癌細胞何て、毎日6000個も出現していて、免疫力でそれが大きくなるのが抑えられているのだ。
 癌が自然治癒した例があり、笑いが癌の進行を遅らせ、ボランティアに従事している人の場合も遅らせ、歳をとると癌の進行が遅れる、これ等がもっと強調されて研究されてもいいことだと思うけど。
 初めは、強烈な強さだけど、宿主が死んでしまったら新型ウイルスも困る訳で、次第に弱毒化して、今流行っているソ連型(スペイン型と同じ型H1N1)の様に、広がって行くと思う。死亡率が半分以上で大流行で長期に流行する可能性は、まず、ないと思うけどなあ(マスコミが余りに不安を助長し過ぎって感じにも思うけど)。
 となると、やはり、免疫力を高めておくことが必要だと思う。自分のことを考えても、やはり、睡眠不足やストレスや不規則な生活や偏食などで(電動歯ブラシ使用も柴胡剤もいいのかも知れないけど)、インフルエンザがこじれていたかな(今は、それに気が付いていて、この10年間近く、運も良かったのか、インフルエンザで高熱になったことないけど)。
 現在、お年寄りがインフルエンザで亡くなる場合、細菌の二次感染による続発性肺炎で亡くなるケースが多い。しかし、新型の場合、そのウイルス自体で初期に肺炎になってしまう原発性肺炎だ。これには、どうもサイトカインが関係しているらしい。つまり、余りにも過剰に反応してしまって、自分の体から出す化学物質でやられてしまうのだ。
 インフルエンザでアチコチ痛いのも、子どものインフルエンザによる脳症も、それで説明されているかな。
 と言うことは、サイトカインが過剰に出ない様に、適度に細菌と接触して、体の反応がそちら優位に働く様にしていて、免疫学的に普段から強くしておく必要がある。となると、子ども同士が沢山集まったり、家畜と接触したり、自然体験や泥んこ遊びなどがいいのかなあ。
 もちろん、睡眠不足にならない様に、疲れを溜めない様に、ストレスを溜めない様に、体も適度に動かしていて、食事もバランス良く摂っておくことも大事なことかなあ。
 新型インフルエンザで25%が罹患すると言うけど、狭い日本、もっとパーセント上がりそうな気がするけど。
 もちろん、そのインフルエンザワクチンが手に入れば、打つし、なってしまったら、リレンザの吸入を初めにして、タミフル内服、漢方薬は、葛根湯や黄連解毒湯や柴胡桂枝湯などで頑張るつもりだけど。