日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

悩むアメリカ・・・

 アトランタに行った時に、住宅建築が途中で中断した光景に出会った。これも、サブプライムローンの問題から発しているとのこと。日本人と違って、住む所を転々と変えるアメリカ人。その中には、仕事での収入が目減りして、家賃を払えない人が増加している。そんな時、家主は、強引に中の家財道具などを出してしまうとのこと。又、そんな人は、クレジットカードが使えなくなるとのこと。で、益々、苦しい生活を強いられることになるらしい。
 アメリカでは、逞しく生きれる人はいいが、そうでない人は、日本と比較ならないぐらいにとても厳しい。レストランに行っても、字も読めない黒人もいる。医療保険だって、3000万人は、全く加入していない、つまり、医者に全く掛かれない状態になるのだ(日本の様に、いい医療を受けられるのは、ホンノ一握りだ)。
 日本の行政は、行き付かないと反省しない感じだが、アメリカに住む人に尋ねると、それは、アメリカも同じらしい。
 戦争に沢山お金を使うこと、もう、アメリカ人も反省すべき時に来ていると思う。いいイデオロギーをいくら持っていても、やはり、万人に衣食住の最低限の生活は保障されるべきだ。それと、やはり、人間社会、いつまでもお互いにいがみ合うことなく、相手の立場に立って、思いやりの精神で、仲良くして行こうとする気持ちを強く持つことが大切だなあ。
 今回の世界的な経済の暴落ではっきりしたのは、日本経済、やはり強いのだ。円の独り勝ちなのだ。世界から、リスクの少ない日本の円が買われているのだ。
 アメリカ人は、貯蓄をしない傾向にある。タイに行った時に驚いたのは、直ぐに、若者がローンを組むことだ。貸す方も、簡単に貸す。で、日本人に、簡単に貸してくれって感じで言ってくる場合もある。その点、日本人は、賢明だ。アメリカのサブプライムローン問題何て、借りる方にちゃんとした担保がないのに、買った家と土地が2年経って売る時に確実に上がるとの保証がないのに、簡単に貸しているのだ。誰が考えてもおかしいと思うのだが。
 日本の銀行からそんな感じでお金を借りる時、大変だ。ちゃんとした保証人が必要だし、火災保険にも入っていけないのだ。銀行は、ホントに困った人にはお金を貸さないし(もちろん、全てとは言わないが)、(民間)銀行が潰れそうになると、公的資金が注入される。これって、やはり、おかしいよなあ。