日本の心・さいき

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地球と月

 「ビートたけし」が、「みのもんた」のミリオネアにかって挑戦していて、最後の問題で、こけていた。その問題とは、かぐや姫が成人するまでに、何年掛かったでしょうかとの問題で、選択肢として、2カ月、1カ月、1年、20年とあり、正解は、20年だった(少しうろ覚えだが)。
 昨年の9月から、日本の本格的月探査衛星「かぐや」が月の周りをまわって、いろんな情報を届けている。
 月と地球の関係はどうなっているのか。月ほどの衛星の大きさを持っている惑星は、太陽系では、地球以外にない。地球からわずか38万Kmの距離にあって、地球にとって、月はなくてはならない存在だ。
 地球の潮の満ち干を起こしたり、地球の傾きの軸の角度を一定に保ったり、地球の自転の速度を一定に保ったり出来るのは、月あってのこと。
 月と地球の関係は、親子説、他人説、兄弟説なんていろいろあったが、アポロが月の石を持って帰って、学者がビックリした。月の方が古かったのだ。で、今は、ジャイアンツ・インパクト説が有力になっている。つまり、地球に大きな物体がぶつかって、地球の中のモノが飛び散り、それが集まって月になったとの考え方。地球の中だと、地球の表面よりも年代が古くても、つじつまが合うことになる。
 月は、昔は、もっと地球に近くに存在し、その形も楕円形であったらしい。将来は、今よりもどんどん離れていくらしい。又、女性の生理が月経と言われる様に、ヒトにも影響を与え、昔は、月の周期と生理がピッタリ一緒だったらしい(それで、月経と言う)。又、交通事故が満月に多いとか、満月には、男性が凶暴になって犯罪が大くなるって統計もあるとか。
 昨晩のNHK総合で、興味深い内容で月と地球の関係が放映されていた。それによると、ジャイアンツ・インパクト説では、水分は存在しないと言われいたのだが、月から持ち帰ったオレンジソイル(オレンジ色をした土)からは、水分が発見されている。で、その理由として、月が出来る時に水分が押し込められたと考えられている。
 地球の水分の半分は、彗星からもたらされたと記載されている専門書は多い。地球と月の大きな相違は、生物がいるかいないか。月は重力が地球よりも小さい為に、雲を引き留めることが出来なかった。しかし、地球は、雲を引っ張り、雨にし、水を確保し、水の惑星となることに成功した。
 地球は47億年前に出来、40億年前に生物が誕生したと考えられる。40億年前に何があったのか、今まで謎であったが、それが、小惑星群によってもたらされたと言うことが判明している。40億年前に、木星のちょっとしたズレで、地球にも月にも、小惑星群からの隕石が沢山、降り落ちて来て、沢山のクレーターを地球にも月にも作った。当時、地球は、海で満たされていた。そこに、惑星の鉄と地球のアンモニアと炭素と水素が一緒になって、生物が誕生したと考えられるのだ。
 それを裏付ける様に、実験的に、アンモニアと炭素と水に極めて強い人工的な力を与えて、生命の元のアミノ酸が誕生しているからして。