日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ザンビア

 ザンビアに行った人の(昨日の)話がとても興味深かった。院内のスタッフで、息子さんが、日本の面積の倍ある南アフリカの中央に位置するザンビア青年海外協力隊の一員として(高校の化学の先生として)働いている関係で、つい最近そこに行っている。
 (日本から9家族がそこに行き、行ってからは別行動で)ザンビアの国に着くまでに、片道2日間も要し(香港→南アフリカヨハネスブルグザンビアの首都ルサカ)、それから(直線で500Kmも離れた)息子さんの所に行くまでに、バスで9時間(+待ち時間1時間半)も要したとのこと(値段も、もちろん交渉)。バスは、朝4時半から待っていて、満員になるまで出発しなかったとのこと(いつも、そうらしい)。で、1時間半後に、一杯になって出発したとのこと。1時間半で短くて良かったですねと周りから言われたとか。ひどい時には、半日以上待つこともあるとか。途中、だだっ広い所で、トイレ休憩(女性は、大変みたいだが)。
 ホコリまみれのガタガタ道を行き、車の窓は、ヒビだらけ(私が乗ったバングラデシュのタクシーで、ヒビの入ってない車はなかったなあ)。ザンビアは、かってイギリス統治下にあった為か、英語が共通語で、宗教はキリスト教
 ザンビアに7泊し、息子さんの所には3泊したとのこと。息子さん、一人で住んでいるが、水はチョロチョロしか出なく、それを終始溜めて入浴。ヤモリとネズミとクモとゴキブリとシロアリと共存して毎日を過ごしていたとのこと。
 ザンビアは、海がなくて高原の為、現地は暑くなく、朝と夕は肌寒く、湿度が高くなくて、カラッとしていたとのこと。又、日本では決して経験出来ない価値観を持ったザンビアの人(とても優しい)と接して、いい経験が出来たとのこと。又、我々日本人が、日本で如何に恵まれているかがよく理解できたと言われた。それに、元気にそこで働いている息子さんの姿が確認できてホットしたようだ。
 ザンビアのそこの人達、日本って、どこも東京みたいな所と思っているらしい。海を見たことがないのだ。ザンビアの多くは、電線がなく(それで、当然電気もなく)、水道水や生の野菜は絶対に口に出来ないし、人通りの少ない道の途中で何かあっても、連絡が出来ないので、そこに人が来るまで待つしかない。車は、殆ど日本製での中古。正に、そこは、日本と違った別世界なのだ。