日本の心・さいき

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福田首相辞意

 昨晩、タケシのタックルで、官僚に立ち向かえるのは、自民党民主党かなんて、いい討論の真っ最中の21:30、突如、福田首相の辞意が伝えられた。
 先週末に決めたとのこと、と言うことは、2日前かな?!しかし、どうしようかなあとの迷いは、その1カ月前からあったと思う。
 ちょうど1カ月前の朝日新聞の1面には、
・・・麻生氏は幹事長を引き受けるにあたり、いつ、どのような形で解散・総選挙にするのかを明確にするように首相に求めたという。麻生氏に近い議員は、「首相は自分で選挙をやる気はない。麻生氏に譲る腹だ。」与党内では、首相が今回の人事を機に支持率を回復できなければ、総選挙前に麻生氏に「禅譲」することもにらんだ体制との観測も出ている。
 つまり、辞めなければならないとずっと思ってきていたが、1カ月前の改造で、何とか行けばとの期待もしていたと思われる。しかし、支持率低迷は続き、ねじれ国会、公明党との亀裂など、その他、多くの問題が吹き出し臨時国会の答弁に自信が持てなくなったと思われる。
 昨日の記者会見後に、去る時の福田首相の笑みを私は見逃さなかったつもりだが。
 首相は、孤独だったと思う。イニシアチブが取れず、麻生・町村の意見が強く、それに、公明党国債を発行してまでもの定額減税に押し切られ、与党からも野党からも攻められて、正に四面楚歌って感じではなかったのだろうか。サミットのこともあり、北京五輪のこともあり、タイミングが取れなく、もう、この国会審議前のこの時しかないと思ったのでは。首相は周辺にも一切退陣の意思を漏らさず、貴代子夫人にも相談しなかったらしい。
 お疲れ様でした。