日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

結果が既に出ているのでは・・・?!

 警視庁が1978年から統計を執っているが、それによると、子どもの自殺数が、昨年度史上最高だったとのこと。不登校の数を文部科学省が毎年発表しているが、子どもの絶対数が減少しているのに、その率は昨年が史上最高だったとのこと。北部九州地域で、「キレる子」と呼ばれる子どもの比率が、2001年からの5年間で、2.5%から5%と2倍になっている。つまり、20人に1人の割合だ。「早寝早起き朝ご飯」の運動が始まったり、学校で朝食を食べさせたりしている地域もあるくらいだ。
 脳の神経回路が形成される最も大切な0歳〜2歳の時期にも、親が平気で子どもに電子映像メディアにさらしている。その結果だともちろん断言は出来ないが、おかしな現象が世間を騒がせている。
 「県立の進学校に通っていた女子高校生が、自分の母親に毒薬タリウムを飲ませ、その死んで行く様子をブログで発信」とか、「県内随一の進学校に通っていた男の子が、自分の成績がゲーム漬けで落ちたことを父親に告げられることを恐れ、母親と弟妹が寝ている2階に火を付けて焼き殺した」などの今までの日本ではとても想像出来ない感じの事件である。それ以外にも、まだまだ、沢山ある。
 いずれも、自分を育ててくれる親、あるいは親代わりの人との愛着がきちんと形成されていなかったということではないだろうか。
 インターンネットに接続できる携帯を子どもが拘束されることなく持っているのは、日本だけである。大人の無責任な商道徳・倫理観によって、子どもたちの心と身体は着実に蝕まれているのです。
 恐ろしいことは、「子どもをテレビやビデオに長く接触させることの安全に付いては、まだどこの国でも証明されていない」ということである。そんな中で、日本の親たちは、今日も子どもたちを世界で最も長く電子映像メディアにさらしている。