日本の心・さいき

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自己流ドナルド・トーマス

  走り高跳びの世界一は、現在、スウェーデンのステファン・ホルム(現在31歳)と言うことになっている。何せ、彼は、6歳の時から走り高跳びに挑み、走り高跳びの選手としては低身長の身長1m81cmにも関わらず、誰もが認める程の努力家で、現在9勝8敗の成績。今年の北京オリンピックでも、優勝に最も近い選手として期待されている。2004年のアテノ五輪オリンピックでの金メダリストでもある。その1敗の相手とは、新鋭のバスケットボール選手のバハマ出身のドナルド・トーマス(現在23歳)選手であった。
 トーマスは、根っからバスケット好きの選手で、1m90cm、75Kgで、天性の脚力を生かしてバスケット・ボールの世界で注目されてきていた。小さい時から、ジャンプして高い所に跳び上がるのが好きで、たまたま、彼のジャンプ力を見ていた友達が、試しに走り高跳びをしてみたらと彼を誘い、で、いきなりトーマスは、2m22cmを跳び、周囲をアッと驚かせた。そして、その1年半後の2007年の世界選手権では、何と、アテネでの金メダリストのホルムを破って優勝をかっぱらったのだ。
 トーマスの跳び方は全くの自己流。跳んだ時に、空中を散歩する感じで足をばたつかせる。ホルムがバーから1m10cmの距離を置いて跳ぶのに対して、トーマスは、わずか70cmの近距離から跳ぶ。ホルムが跳ぶ直前に、1本の棒の様になって膝を伸ばして跳ぶのに、トーマスは、膝を曲げて跳ぶ。正に、今までの走り高跳びの理論を真っ向から壊してしまう内容である。それを見た専門家は、「理論的には、ぜんぜんなっていないジャンプの仕方だ」と呆れ顔で言っている。
 彼は、今、アメリカのオーバーン大学にいる。練習中に足を故障して、しばらく表に出てこなかった。
 北京オリンピックでは、この天才型のトーマスと努力型のホルムとの正に限界を超えての素晴らしい挑戦が見られるかも知れない。(ワクワク今からしています)

(参考:平成20年4月27日のNHKスペシャルテレビ番組、素人が1年半で世界一、驚異の天才ジャンパーより)

*王選手にしても、独特の1本打法、イチローにしても彼独特の振り子打法を通している。トーマスは、自分の自己流の跳び方を(周りからいろいろ言われた結果)変えようとして、ホルムに破れた感じがしている。そして、ケガにも見舞われた感じがしているのだが・・・?!
*篠笛の音色、自分の先生のマネをしようと思って頑張るのだけれども、どうしても出来なかった。半分、諦めた感じになって落ち込んでいた。大分の能楽堂での「横笛の世界」での演奏会の時、(自分も佐伯代表で、佐伯の篠笛の会の6人に交じって演奏したが)人間国宝の(東京芸大名誉教授の)福原百之助先生の演奏と、プロの福原百華先生の演奏と、そして(私の先生である)福原百桂先生の演奏をじっくりと聴くことが出来た。皆、音色が明らかに違っていた。で、その時に私は初めて呪文が解けた。相手の心に響かせる為には、自信を持って自分なりに弾けばいいんだと。それから、迷うことなく、自分の音色で楽しく演奏していますが・・・。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080103/1