日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

皮膚の違いの色は何故?

 東アフリカから人類の祖先の旅が始まり、世界のすみずみまで人類が現在住んでいる。何故、肌の違いで、黒人、白人、黄色人種といるのだろうか?長いこと疑問に思ってきた。
 平成20年4月20日のNHKのテレビの放映で、しっかりと理解出来た。
 東アフリカから出発した人類は、2万年を経過して、オーストラリア大陸に移動している(アボリジニー)。しかし、その後、そこにヨーロッパから移住した人で占められる様になる。で、ヨーロッパから来た多くの白人は、そこでの強い紫外線の為に、皮膚癌で苦しむことになっている。つまり、遺伝子がまだ、その環境に適していなくて、長いこと経過して原住民となっているアボリジニーがそこに適応しているのだ。
 紫外線による皮膚癌を防ぐ為に、皮膚を黒くする(メラニン↑)ことで、その環境に適応してきた。一方、アフリカからヨーロッパまでの距離は、極めて短い。しかし、そこの先まで達するまでに、やはり、人類は、2万年も要しているのだ。何故なら、皮膚が黒ければ、紫外線の量が少なくなり、ビタミンDが体内で作られない為に、くる病になり、生存できないからだ。で、突然変異でメラニンの少ない皮膚の白人となり、それで、紫外線を皮膚で足りるだけ浴びることが出来る様になり、適応して行けたのだ(ビタミンの中で、人の中で作られるのは、ビタミンDのみ)。
 なるほどと思った。黄色人種も、その地域で紫外線の量が過不足なく補える様な感じで、長い間に、適応してきているのだ。
 しかし、昨今、オゾン層の破壊で、モロに紫外線を浴び、日本でも、皮膚癌の警告がなされる様になっている。特に、九州地方は、要注意だ。
 自然環境をこのまま壊し続ければ、更にその影響は、計り知れなくなるだろう。
 いっそのこと、国が石油を使うことを極力止める様に働きかけ、生活習慣病を防ぐ意味でも、ウォーキングをもっともっと勧め、自転車での通勤を勧め、遠方では、(エネルギー源としては、石油以外の太陽電池や水素を利用した)公共のバスを利用することを勧めては如何なモノでしょうか・・・。