日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

カーリング型

 今年4月の新卒入社者の特徴を検討した結果、彼らは「カーリング型」と言われているそうだ。
 そのネーミング詳述は、以下の如く。
 2006年、トリノオリンピックでの日本女子代表チームのあわやメダル獲得か、という活躍ですっかりおなじみになった「氷上のチェス」カーリング。大学、高校に入学の時点では氷河期まっただ中で、正社員として就職できるか心配しただろうが、幸運なことに、バブル期を上回る空前の売り手市場に遭遇し、氷(河期)の上を滑走する石のごとくスムーズに就職できた。複数の内定を獲得し選択に迷ったなどという話は、氷河期時代に入社した先輩が聞いたら地団駄をふんでくやしがるだろう。就職活動が売り手市場であったか、買い手市場だったかで社員の意識が大きく異なることは新入社員意識調査の結果からもよく知られており、氷河期入社組の先輩との意識のギャップが懸念される。数が多くて今後も同期会は盛り上がるだろうが、「氷」には要注意だ。「氷」があったからこそ、今年の大量採用だったことを忘れてはいけない。新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、周囲は働きやすい環境作りに腐心する。しかし、少しでもブラシでこするのをやめると、減速したり、止まってしまったりしかねない。また、売り手市場入社組だけに会社への帰属意識は低めで、磨きすぎると目標地点を超えてしまったり、はみだしてしまったりということもあるだろう。就職は楽勝だったかもしれないが、昨秋以降、サブプライムローンの問題等で経済の先行きは一気に不透明になった。これからも波瀾万丈の試合展開が予想され、安心はしていられない。自分の将来は自分の努力で切り開いていくという、本人の意志(石)が大事になろう。

 ちなみに、それまでの年の詳細は、以下の如くに名前が付けられいる。私の時には「鯛焼き君型」ってなっているが、ベテランナースに可愛がれ過ぎて?!、よく鯛焼き君の替え歌を歌っていたなあ。(毎日毎日僕らは小児科で、ナースに叱られっていやになっちゃうよ・・・)

48・・・パンダ型
49・・・ムーミン
50・・・カモメのジョナサン型
51・・・鯛焼き君型
52・・・人工芝型
53・・・カラオケ型
54・・・お子様ランチ型
55・・・コインロッカー型
56・・・漢方薬
57・・・瞬間湯沸かし器型
58・・・麻雀牌型
59・・・コピー食品
60・・・使い捨てカイロ型
61・・・日替わり定食型
62・・・テレフォンカード型
63・・・養殖ハマチ型
1・・・・液晶テレビ
2・・・・タイヤチェーン型
3・・・・お仕立券付ワイシャツ型
4・・・・バーコード型
5・・・・もつ鍋型
6・・・・浄水器
7・・・・四コマ漫画
8・・・・床暖房型
9・・・・ボディシャンプー
10・・・再生紙
11・・・形態安定シャツ型
12・・・栄養補助食品型
13・・・キシリトールガム型
14・・・ボディピロー(抱き付き枕)型
15・・・カメラ付ケータイ型
16・・・ネットオークション型
17・・・発光ダイオード
18・・・ブログ型
19・・・デイトレーダー
20・・・カーリング
(資料出所:タイプ命名等は、現代コミュニケーション・センター所長 坂川山輝夫氏による。)

 今の若い人と我々団塊の世代では、かなり価値観が違う。私は、今の若い世代を見て、我々定年前の団塊の世代は、今までの生き方を謙虚に反省すべきだと思っている。

 単身赴任は、出来るだけしない。(当然です)
 有給休暇をしっかりもらう。(当然です)
 長の付いた役職をもらって責任を取りたくない。(当然です)
 家族を大切にしない会社なんか最低だ。(当然です)
 仕事よりも、人付き合いや家族を大切にしたい。(当然、当然です)
 上司と飲みに行きたい。(私も、部下と飲みたい)
 終身雇用を望む。(私も、出来ればそうしたいが、リストラにいつなるか、不安です。)
 体を壊すまで仕事をしたくない。(そう、今になってやっと気が付いています。今の若い人の感覚の方が、正解だと、恥ずかしながら、今になってそう思います。)