日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

地頭力

 多くの若者から、多額の投資をして、地頭力のある若者を探している。その試験(2%足らずの合格率)たるや、「富士山を別の所に移すには、どうしたらいいか?」「日本に鍋はいくつ必要か?」「世界の大陸の内、一つだけをなくすとしたら、どれが適切か?」「ドラえもんが希望を叶えてくれるとしたら、何が最も適切か?」など、答えが出題者にも分からない。しかし、敢えてそれを受験生に、それを通して地頭力のある者を出した問題。
 それまでにいくら問題集をして準備していても、沢山の知識があっても、ちゃんとした答えが出てきそうにない感じだ。
 つまり、0から1を生み出す頭が地頭力なのだ。そこには、経歴も学歴も知識も関係ない。最も大切なものは、何もないものから思い付くことの出来る独創性なのだ。
 それが培われる為には、恐らく、受験チックに勉強してなくて、いろんなことを体験し、沢山失敗し、そこから自分なりに冷静に、物事の底辺から考える習慣を身に付けていることではないだろうか。
 今から企業が求めているのは、経歴や肩書きや知識なくて、誰もが考え付かない様な独創性と言うことであろう。

*医療の場合、その多くが、1+1=2とはならない。薬を倍に増やしても、倍効く訳でない。副作用が、倍以上出るかも知れない。新たに、添付文書に書いていない副作用が出るかも知れない。病名を付ける場合も、単に初めから風邪と100%証明できる名医なんている訳ない。心電図をとっても、脂肪の厚い人は、心臓の音か小さく聴こえる上に、心電図もローボルテージになっている。血圧にしても、1日の変動が人によってかなり違っている。医師こそ、地頭力がいる感じだなあ。