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病院常勤医師数

 病院常勤医師数(東京大学医科学研究所、医療の崩壊の現状分析と対策に関する考察、平成20年3月1日参考)に付いて、自分なりに分析してみた。

 都道府県別の人口では、多い順に、
・東京都(1265)17236、
・神奈川県(883)8632、
大阪府(881)10650、
・愛知県(730)7007、
・埼玉県(707)5032、
・千葉県(607)4955、
・北海道(560)7154、
兵庫県(559)5743、
・福岡県(505)7069、
静岡県(379)3676
となっている。
*(数字)は、平成18年3月31日の人口数。後の数字は、病院常勤医師数。
神奈川県は、大阪府と人口が同じくらいなのに、(病院常勤勤務)医師数は大阪府よりも少ない。兵庫県よりも、人口の多い埼玉県や千葉県の方が、医師数は少ない。その点、福岡県は、(医学部が4カ所もある為か)明らかに多くなっている。足りない箇所は、非常勤で補っていると思われるが、北海道など、広域の所は、難儀していると言うより、もう、既に壊滅状態・・・。

 1999年と2005年を比較して、少なくなった13県を並べてみた。
岩手県(137):1587→1399!
秋田県(113):1284→1276
福島県:(202)1932→1893
・石川県:(117)1835→1555!
岐阜県:(210)1869→1823
大阪府:(881)10718→10650
徳島県:(80)1079→1054
愛媛県:(146)1997→1873!
佐賀県:(86)1073→1064
長崎県:(146)2024→1922!
熊本県:(183)2382→2357
・宮崎県:(114)1462→1449
・鹿児島県:(175)2331→2143!
*(数字)は、人口、!は、100人以上減少。
 岩手県の面積は広いし山がち、長崎県や鹿児島県は、島が多い、そんな所は、医師確保が大変。統計上は、九州で減少が目立っているが、元々、九州は東北よりも医師数はやや多い傾向にある。(広い)北海道の人口は、札幌市に集中していて、そこだけで(熊本県人口よりも多い)188万人もいる。

*同じ高い保険料を払ってきているのに、いざ病気になっても、医師確保に難儀して、満足に医療を受けらない人が多くなっている。医師は直ぐには育たない。国はもっと現場の意見を謙虚に聞き、対症療法的な方法でなく(アチコチから医師を派遣する何てことでなく)、根本的に策を練って早急に実行して欲しい。教育と医療をないがしろにする国には、今からの未来はないかも(国民的な大きな運動が必要ではないでしょうか!)。