日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

女性の力

 女性の力は大きい。政治にしても、数が男性よりも多い訳だから、一致団結すれば、男性の意見は通らないことになる。しかし、女性の敵は、女性だとも言われているが、・・・・、難しい話は別の機会に譲ることにして・・・。
実際、家族で外食をする時にしても、旅行をする時にしても、家族で何か見に行く時にしても、父親の出番は少なく、母親の意見で決まるケースが多い様な気がする。
ある年配の小児科医が言われていた、「小児科ですか、小児科は、母親科だよ。小児科は、母親と子どもを見ないといけないから、普通の医者の倍のエネルギーを使っている。医療費も、倍取ってもいいと思うが・・・(実際は、検査が少ないので、内科よりも少ない医旅費になっているが・・・)」と。実際、よく考えて見ると多くの小児科医は、母親に納得してもらう為に、エネルギーの大半を使っている様である(戦前までは、余り説明しなくても良かったらしいが・・・)。
子どもに対しての親の特徴は、前から言われていることだが、「期待が大きい」「不安である」そして、「客観性に乏しい」と言うことである。少子化の時代、この先、日本経済もどうなるか分からない時代、親が将来性のあるものに投資するとしたら、当然、愛する我が子となる。それは致し方のないことと理解できるが、子どもがちゃんとそれに楽しく応じてくれている間はいいのだが、実際は、子どもは競争に追われて、子どもから笑顔が消えているケースが多い。
テレビで、ある耳鼻科の教授が、小さな子どもを持つお母さん方の質問に応えていた。「先生、どうして、うちの子は、何度も中耳炎にかかるのでしょうか?」「その多くは、カゼを引くからです。子どもの場合は、カゼを引いたことが誘因になって、中耳炎になることが大半です」「先生、カゼを引かない様にするには、どうしたらいいのでしょうか?」「それに大きな影響を及ぼしているのは、心の問題です。子どもさんの心が不安定だと、ストレスが異常に溜まった状態になり、それで、免疫力を落ちてカゼを引き易くなります」「先生、どうしたら、子どもの精神状態が安定するのでしょうか?」「それは、身近にいる人、特に、お母さんの精神状態が安定していることです。母親がいつもニコニコして多くのことに感謝し、幸せな気分であれば、子どもさんもそうなり、免疫力もそれなりに高まって、カゼも引きにくくなり、カゼを引いても軽くて済む感じになるケースが多いと、私自身は常々思ってきているのですが・・・」と。
 子どもの教育には、父親よりも母親の方が熱心な場合が多い感じで、それが行き過ぎると、過保護になったり、過干渉になって、子どもが自信を持てなくなり、最悪な時には、やる気を失くして無気力になる場合もあると思う。
子どもが言おうとする前に、母親が言ってしまう。子どもがしようとする前に、母親がしてしまう。それでは、自立が出来なくなってしまう。子どもなりに、その年齢と状況に応じた問題を与え、子どもなりに解かせ、それが出来なくても、這い上がる練習をさせるゆとりを親が持てることが大切だと思う(問題とは、小さな子どもさん相手であれば、その多くは、頭ごしに与える知識の問題にすることなく、全身を使っての楽しい遊び感覚の問題であることが大切)。母親は、男の子の場合は、女の子以上にあせる傾向があり、それも、二人や三人の子どもの内の男の子が一人だとすると、尚更のこととなる。
賢い母親は、「遠くからよく見る」と言われている。それと全く逆に、近視眼的にピッタリと寄り添って、絶対に失敗して欲しくないって感じで、夫以上に息子に期待を掛けていることは、絶対に、まずいですね。
子離れできない親、親離れできない子、今の日本は、お互いに支え合うのでなく、もたれ合う親子関係が多い様な気がしていますが・・・・?!