日本の心・さいき

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不登校

 平成20年2月28日(木)14:00から、上天草市教育委員会による「平成19年度第2回児童生徒・家庭支援委員会」があり、教育長や校長や不登校アドバイザーの人達を前に1時間講演し、その後、コの字形に席を作って話し合った。
 直接に関わっている人の話を聞き、視点のずれを感じた。不登校をなくそうと一生懸命になっている。で、その話し合いで更に次の様に私は言った。
 「少し視点を変えて見てはどうでしょうか。小学校では授業の内容に付いていけない人が3割います。中学では5割です。高校になると、ちゃんと内容に付いて行ける人が3割しかいません。大学に行くと、さあ、何割いるでしょうか?大学に入学しても、教官の試験問題が毎年同じ感じで、試験前にその傾向と対策のプリントが配られたり、高下駄を履かせてもらって、進級しているケースが多い。卒業しても、就職先がなかったり、有名大学を卒業しても、再び医学部を受験している人もいる。医師国家試験や司法試験にしても、その為の勉強をしていないと合格しない。おかしな教育がまかり通っている。教育を大学から変えることが先決だ。まず、旧帝大をなくす(研究機関にする)。それだけで、かなり改善できる。次に、医学部と教育学部を、大学卒業後に受ける制度に変える。長崎と熊本、どちらが上とか下とか言う人はまずいない。自動車免許を取る為に1年前から勉強する人がいないのと同じで、大学に入る為に、小学校から塾に行くこともなくなるだろう。義務教育でも後の先生が困らない様に落第制度を設ける。校長に権限を与える。子どもには、頭でっかちな人間にならない様に、出来るだけいろんな体験をさせる。競争からは、共生の気持ちは生まれない。知足の気持ちも生まれない。それでは、病気になってしまう。今の子どもには、3つの間がないと言われている。仲間と時間と空間を。それをちゃんと大人が与えれば、子どもは育つ。子どもは大人と違って天才ですから・・・」。
(講演では、如何に子ども達が天才的な能力があったかを、自分の太鼓や茶道を通しての実体験から話した)