「退職後の雑感、異性学(19)」
「愛と死を見つめて」なる本がかって出版され、映画化もしました。当時の売れっ子スタ-の浜田光夫と吉永小百合が共演して、私の姉からは1日中その話を聞かされたもので、又、コッソリ見て感激していた同級生(男性)もいました。
「愛と死を見つめて」の内容は実話で、男性は川野実さん、女性は大島みち子さんでした。彼女は、顔に出来た肉腫で亡くなってしまいましたが、川野さんは、大島みち子さんの遺言通りに400通もの二人が交わした手紙を信州の山奥で焼き、又、大島みち子さんが望んでいた通りに別の人と結婚しました。その後、57歳になって遺言通りに400通もの手紙を焼いてしまった所に登って供養しています。
彼女いない歴3年、彼氏いない歴1年なんてテレビで放映され、コロコロと好きな相手が代わることを得意げに話している若者もいますが・・・ある写真館の人が嘆いていましたが・・・→結婚前に写真を撮っていて、その後、結婚式までに別れてしまって、お金を払おうとしないケ一スが多くなりました。結婚式場の着付けの人が言っていましたが・・・→結婚式の時、若い人でお腹の大きくない人が少なくなっていますと。
愛が本物かどうかは、「時間と距離」をおけば、ある程度わかります。もちろん、女性の場合は、失恋しても、目の前に好きな男性が又出現すれば、過去の男性のことは、初期化されて、消されます。しかし、男性の場合は、何度も言う様に、そうでないですね。そして、男性の場合、若ければ若いほど、愛と性欲の区別が付かない状態で結婚しているケースが多いと思われます。しかし、時間が経てば性欲が愛に変わることは充分にあります。女性は受け身なので、愛されてから愛することが多いと思われます。しかし、今は、男性からアタックするケ一スが減って、女性が積極的に好きな男性にアプロ一チするケ一スも多くなっている様ですが・・・→それが証拠に、以前は、女の子に、「そんなことでは、お嫁のもらいてがいないよ」なんて親が言っていたのに、今は、男の子に、「しっかり勉強してちゃんとしていないと、お嫁さんが来てくれないよ」なんてことになっていますが・・・?!
真剣に異性を愛する意味を知らないままに結婚して直ぐに離婚しているケース、自分の周りにもいますが、結婚しても、別れるべきかどうかと長い間悩んで来ている人も沢山見てきています。それは、高学歴や職歴、全く関係ないですね。
今や、美容整形で、顔かたちはどうにでもなる時代ですが、ブランド商品を身に付け、上辺だけ飾ってもいつかは当の本人も疲れてしまうはずです。心で惚れ、中身で惚れ、そのままの姿で惚れ、欠点も許せて価値観が合って一緒に苦労を共に出来る人、お互いがそんな人になれるといいですね。
先の川野さんと大島さんの様な純愛は、現在の多くの日本人に、それなりの教訓めいたものとして受け取られるべきかも知れません。純愛とは、邪心なくひたむきに愛すること、そして、無償の愛のことです。
繰り返しますが、「時間と距離」を置いて、愛を確かめましょう。イスラムの世界では、初めて性交した人と結婚することになっています。年取って独身でいる女性は、過去に性交したので、結婚できないと思われている様ですが・・・愛する妻が浮気した場合は、妻と密会した相手を殺し、そんな妻も殺すと、イスラム教徒のある男性は、私に教えてくれました。
エイズがイスラム圏で少ないです。タイでは、一般の女性は、日本の女性以上に、貞操観念が極めて高いです。現在日本では、童貞の男性が鰻登りに多くなっています。女性は、それと反対に・・・?!
*令和5年11月13日、門司港にある「九州鉄道記念館」での私です。
*https:/
(令和5年11月18日、記載)