「退職後のエッセイ、藤井3冠誕生」
令和3年9月13日(月)、午後6時23分、111手で、藤井聡太二冠=王位・棋聖=(19)が、豊島将之龍王(31)に勝ち、三冠となりました。
残りの持ち時間、最後は、共に、1分将棋だったのですが、藤井二冠の方が、ゆとりがありました。終盤、9七桂には、解説者も、藤井二冠の全体を見ていることに、驚いていました。
この叡王戦の3勝2敗で、藤井二冠が、羽生さんの記録を28年振りに破って、19歳1カ月での最年少での「三冠」となりました。が、本人は、年齢など、あまり気にしてない感じで・・・?!
豊島竜王とは、10月8日からの第34期竜王戦七番勝負でも、戦うことが決まっていて、今回の五番勝負の叡王戦と、4勝1敗で防衛した王位戦七番勝負も含めると、「十九番勝負」となります。
藤井三冠の強さばかりが目に付きますが、弱いところもあって、散歩が苦手で、3日しか続かなかったとか。将棋ばかり考えて、溝に落ちたり(それも、1回だけでなく)、赤信号なのに渡って、危ない目にあったりと、意外な弱点もあるんですね。対局に必須の扇子を忘れたこともありましたが・・・。
「対局で負けたら、悔しい気持ちは、大きいが、それ以上に、一局ごとの発見で、面白いと思えることが多い」と言われました。正に、「勝っておごらず、負けて挫けず」って感じですね。
将来、藤井三冠が、タイトルを取ったり取られたりしながらも、四冠、五冠、六冠、七冠、八冠となる日を期待しています・・・!
*写真は、奥に、イタリアのピサの斜塔が見えます。2005年5月15日、イタリアのピサで撮ったものです。
(令和3年9月14日、記載)