日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

幸せって・・・

 ヒトは、皆、幸せになりたいと思っています。自分の子どもにも、幸せになってもらいたいと思っています。
 実際は、どうでしょうか?
 幸せは、自分の心が決める、幸せになるには、今に満足すること、幸せになるには、気の合う友達と、足りるだけのお金があれば、充分だ、幸せになるには、上を見ずに、下を見ればいい、幸せになるには、ヒトよりもチト良ければいい、幸せになるには、足ることを知ればいい、幸せは、充足感だ・・・など、先人がいろんな事を言っています。
 本当の幸せなんて、自分だけの幸せなんてあり得ない、他の人も幸せになって、自分も、本当の幸せを手に入れることが出来ると、宮沢賢治は、言っています。
 多くの人は、幸せになりたいと思っていても、どうしたら幸せになれるのか、よく分かりません。それに、幸せは、瞬間的で、なかなか、長続きしません。
 人生、上がったり、下がったりで、ずっと上がりっぱなしなんて、ないです。
 ヒトは、皆、最後は、あの世に行きます。時間は、皆に、平等に与えられています。その時間がヒトによって、それぞれですが、100年ともなると、どう予定を立てて、どうすればいいのか、超難問で、正解は、誰にも分からないでしょう。何故なら、時代が刻々と変わり、世の中の価値観も、どんどん変わるからです。
 私が産まれたのは、昭和24年で、戦争は、もう、終わっていました。子どもがうじゃうじゃいました。皆、ホント、貧乏でした。私の家は、父が教員でしたが、母が、日頃の食事を買うのに、付けで買い、ボーナスで、やっとその付けを帳消しにしていました。
 そんな中で、子ども達は、自分も含めて、皆、明るくて、とても元気でした。
 お菓子なんてなく、父が出張に行った時、お土産に、よく、(動物の絵の付いた)ビスケットを買って来てくれていて、それがとても嬉しかったのを覚えています。
 それが、年毎に、皆の生活水準が上がり、みるみる内に、「三種の神器:白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」の時代になりました。テレビが自分の家にもあることなんて、自分にとっては、別世界って感じでした。
 その後、高度成長期になった60年代半ばには、「3C:カラーテレビ・クーラー・カー(自家用車)」の時代になりました。
 大家族制が、多くの家庭で、核家族制になりました。今は、一家族が、二台の自動車を持つ時代にもなっています。昔は、同じ電話機を皆で共有していましたが、今は、各人が、スマホを持っています。
 しかし、なにか、時代と共に、皆の心がバラバラになって来ている気がしてなりません・・・。