日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

開き直りの人生観。

 1点足りず、正確に言うと、0.5点足りず、浪人生活を2年間(2浪)しました。それから48年間余(半世紀程)、経過していますが、2浪して、Ⅱ期校を受ける時の試験場(鹿児島実業高校)での状況が、今でも、ありありと浮かびます。
 1浪の時の心境は、現役の時とは、全く違っていましたね。1年間の苦労、親への負担など、いろんな事が頭に浮かび、絶対に失敗は出来ないと言う心境で、受ける時は、大きな荷物を背負った感じでの受験でした。頭の中の記憶がグチャグチャになり、試験前夜は、殆ど眠れず、コンディション最悪って感じでの受験でした。
 浪人する何て、高校の時は、全く考えてなく、自分の受けたい大学を下げて受け、その時、クラスの5人が、同じ大学で同じ学部を受け、その中でも、自分が一番成績が良かったので、周りからは、少なくとも、自分は合格するだろうと思われていて、自分もそう思っていました(←慢心の塊)。しかし、結果は、現役5人全てが不合格でした。(引率の担任の先生も、こんなことは、初めての経験と言われていました。)
 そんな状況で、浪人することが決まり、頭がまだ整理されてない状況で、予備校も、二次試験にやっと間に合って、入りました。どんな風に浪人生活をすればいいのか、その時、全く、分かりませんでした。
 6回目の挑戦で(国立Ⅰ期、Ⅱ期以外、受けませんでしたが)、やっと合格した訳ですが、その時の試験を受ける時の心境、今でも、はっきりと覚えています。「開き直りの人生観」ですね。
 6回目の受験の時は、もう、なるようにしかならない、出来る問題を落とさない様にするだけ、これで落ちれば、又、同じ事を1年間繰り返すだけって感じでした。そうですね、2浪してのⅠ期の時と違って、ほぼ、平常心でしたね。7回目の模試として、受けました。もう、半ば、諦めていましたから。(←この開き直りが、自分にとっては、正解で、実力がそのまま出た感じでした。問題も、修猷学館の問題と似てました。)
 その後、いろんな困難な出来事に出くわした時、この開き直りの心境に直ぐにリセットする感じになっています。成就してもしなくても、自分なりに、計画的に努力したことって、悔いないですから。
 1年間って、短いですね。欲張って勉強しても、自分の満足する量って、出来ませんね。与えられた教材を確実にこなすこと、欲張らないこと、初めからダッシュしないこと、計画的に、確実に、時々休んで、気を抜かず(思い込み、慢心を捨て、情報をしっかりと掴んで)、最後まで、コツコツとペースを崩さずに行くのがいいと思います。人生も同じですね。