日本の心・さいき

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小児科外来での出来事(その3)

 患者さん側との会話がすれ違うことも・・・

 「お薬、ちゃんと飲んだ?」
 「飲んでないです。」
 「何で飲まないの?」
 「いや、飲んでないのですが・・・」
 何度か言い合っている内に、やっと分かりました、「飲んで、そして、なくなった。」と言っていたのでした。

 新生児の退院診察の時に、お母さんに、「兄弟何人ですか?・・・上から・・・」と尋ねて、簡単な家系図を書くのですが、時々、母親の兄弟のことを言う人がいて・・・。
 で、今は、「この子どもさんの兄弟は・・・」と、誤解を生じない様に尋ねていますが。

 「よく眠れましたか?」「よく食べられましたか?」と尋ねると、
 「いや、あまりよく眠ってないみたいです・・・食事、半分以上、残しました」
 「そうですか、なんでかな?」
 何か、話が合わない、で、気が付きました、母親は、自分のことを尋ねられていると思ったんですね。私が、母親の目をしっかりと見て尋ねていたもんで・・・?!

 患者さんの訴えを聴くことが大切なのは、重々承知していますが、いきなり、ドドーと話を立て続けに話し出す親御さんも時にいます。書こうとするが、早口で、書き留められません。で、結局、こちらがリセットして、初めから、聞き直すことになります。熱は何日からですね、・・・、咳は、コンコン(空咳)ですか、ゴホンゴホン(湿性の咳)ですか・・・、鼻水は、透明?、くしゃみは?、鼻詰まりは?・・・
 中には、私頼まれましたのでと言って、殆ど申し送りのない状態で、会話が成り立たない状態で、来院しているケースもありますが・・・。