「・・・を摂ると、○○に効きます・・、・・・すると、△△になれます・・・」って感じで、いろんな効果が専門家により、テレビで一方的に流される時代になっています。時に、専門家の間で、全く逆の内容になっているケースもありますが・・・?!
例えば、手を洗うと、手から細菌が流されて、清潔になれます。と言うのに、手を水でよく洗う前と洗った後に、手の表面をこすって、それを培養して、細菌の増え方を見ると・・・→
洗った方が、少なかったとしたら、そうか、手を洗った方が清潔になるのだとの結論が一応出せるかも知れない。
しかし、この実験、逆に、よく洗った方が細菌が沢山培養されて、逆になる結果になった論文が現にあったりして・・・で、理由は、溝に潜んでいる細菌が、よく洗った結果、外に出て来た為に、その菌を拾った為とのことですが・・・つまり、実際に客観的に証明しようとなると、その客観的方法が難しくて、思った通りの結果が出来ないこともあるのです。
インフルエンザには、本当に、タミフルが効くのか・・・それを調べるとしたら・・・→
タミフルを飲んだ人で、よく効いたと思われる人の数(A)とそうでない人の数(B)を調べて、A/A+B、B/A+Bで、常に、前者が後者よりも多ければ、そうだと思いたいのですが、よく考えると、これは、不正確ですね。
タミフルでなく、全く効果のないのを飲んだ人も調べて(飲む人には、タミフルがどっちか分からない様にして)、よく効いたかと思われる人の数(C)とそうでない人の数(D)を調べて、C/C+D、D/C+Dも出して、それ等を比較する必要がありますね。それも、数が多ければ多い程、より正確になりますね。
しかし、実際は、免疫力の強い人もいますし、そうでない人もいますし、人種でも効き方が違うと思われますし、土台、同じ条件で実験すること自体、生き物の場合、難しいですね。特に、感情に左右され易いヒトの場合は。
*写真は、長女の次女(7カ月)を2月20日に撮ったもの。