日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

林修先生の話から・・・

 (6月26、日曜日の夜、ある民放のテレビ番組で)東大50人の女性ばかりを集めて、予備校講師の林修先生が、興味ある話をしていました。
 釘付けになって、私は、見ていました。元々、私は、「今でしょ!」の言葉が大好きで、林修先生のファンですが・・・以下、実際の内容とは、かなり変えて、私なりの内容で書いていますので、ご容赦の程、お願い致します。
 その50人の東大女子の多くが悩んでいること・・・「東大生なのに・・・」と言われることが、悩みだとか・・・。
 例えば、ある場所で、英語で話している外国の人がいると、「貴方、東大なんだから、通訳してよ・・・」何て感じで周りから言われてしまう。英会話何て、カタコトしか出来ないのに、東大生ってことで、そう思われていることが悩み。そして、東大生なのに何故できないのって感じで、しばしば思われているのが辛いと。
 林修先生は、それに対して、次の様な明解な返答をしました。
 4つのパターンを描いて・・・→
 上下に、(上程)活躍できる、(下程)イマイチ、左右に、(右程)東大卒である(一番右は、東大卒でも、医学部になるのかな?)、(左程)学歴がない、との4つのパターンを考えて、どの位置にいるか?
 東大卒で、それなりに、バリバリ活躍できている人は、本人がそれで納得していれば、それでいい。東大卒でなくても、実績で、アチコチで需要があって、活躍出来ていれば、まず、問題はないはず。
 東大生としての問題は、世間が思っている程、実力が伴っていない場合、どう考えるべきか・・・?
 社会に出てみると解る。社会が求めているのは、マニュアル通りに行かない時の「解決力(実践力)」とその人の頭で考えた独創的な「創造力」である(それがあっても、コミュニケーション力がないと、ホント、困りますが。)。学歴は、確かに、官僚や公務員などでは、とても大切です。それは、認めます。
 しかし、多くの分野では、社会に出れば、やはり、実力が一番大切なのです。それに、本人がいつ、気が付くかです。実力が伴わないと、いつかは、痛い目に遭うのが世の常じゃないでしょうか・・・?!
 林修先生は、「群像の感覚」の大切さを説きました。
 自分の能力・実力が客観的に見れて、周りが何を求め、自分がそれに対して、何が出来るのかが判断できること、それが大切だと。
 その力は、実体験で培われるもの、それも、「いろんな失敗(!)」が大切なのに、東大生の場合は、一応、受験の勝者で、順調に来てるケースが多くて、その体験が乏しい。東大生の場合は、順調に来ている人程、今後の失敗を恐れ、マニュアル通りに動こうとする傾向が強いのではないでしょうか・・・?
 10年経てば、価値は、半分になります。更に10年経てば、4分の1、更に10年経てば、8分の1になり、40年の仕事を終えて退職した時には、16分の1でしかありません。
 60歳前後で会社を退職した時点で、次に就職出来る為には、それまでの実績が一番重んじられますね。
 先の上下左右の図では、別に、東大だけを取り上げなくてもいい訳で、高学歴と書き換えてもいろんな肩書としてもいい訳ですが・・・。
 マスコミの取り上げ方も、おかしくなっていますね。やたらと、東大を強調し過ぎる番組、多いですね。東大対京大って感じで競争を煽る感じの番組さえあったりして・・・。
 こんな文章をこの年になってまだ書いている私も、そんな中の一人(学歴をまだ気にしている)かも知れませんが・・・。