日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

日本人の英語が苦手なのは何故・・・?!

 何故、日本人は、英語が不得手(ふえて)なのでしょうか・・・?!
 日本の総理大臣の中で、流暢な英語を使って、海外から来た政治家と堂々と交渉しているケース、あったでしょうか・・・?!
 日本人の場合、中学・高校と、多くの人が6年間も勉強しているのに、街で外国の人に会っても、それを使って積極的に会話をしようとする人、少ないですね・・・?!(←外国の人から英語で話し掛けられると、逃げてるケースもあり・・・)

 1、発音の違い、確かにありますが・・・?!
 英語での下唇を噛んでの「F」や「V]の発音や、「N]と「NG」の区別、「R」と「L]の区別、日本人には出来ないですね。同じアジア人でも、インドのタミル語にもなると、「N」に3つ、「R]に2つ、「L」に3つもの区別がありますよ・・・。日本語の単語の場合、(ン以外)母音+子音(時に母音だけのことも)で終わっているので、子音字で終わっていたり、子音字同志がつながっている発音だと、上手く聴き取れないのではないでしょうか・・・?!

 2、文法の違い、確かにありますが・・・?!
 日本語は、S(主語)O(目的語)V(動詞)ですが、英語では、SVOですね。しかし、タガログ語(フィリピン語)だと、主語が最後に来ていますが・・・フィリピン人の場合、英語が達者な人、実に多いですね。
 フィリピンでは、数学も理科も、英語で書かれた教科書しかないので、英語を小さい時から覚えざるを得ないのです・・・。マレーシア人も、英語が得意ですが、そのマレーシア人が言われていましたが・・・「英語が出来ないと、仕事に就けない・・・」と。中国人のエリートや韓国人も、いい仕事を得る為に、英語をしっかりと必要に迫られて小さい時から勉強していますね。
 日本の場合、明治時代にいた先人の(福沢諭吉などの)偉い人が、上手に英語を日本語訳にして・・・それに日本人が慣れてしまって・・・実際には、少しずれて訳されているのも、多いと思うのですが・・・?!
 アラビア語で書かれたコーランは、他の言語では、本当の意味は理解できないと思われています。隣の韓国では、表音文字のハングルで全てを表わすことになりましたが・・・→それまで使用していた漢字を全て使用しなくなってしまった結果、ホントの意味が理解出来なくなっているのでは・・・?!やはり、原文で理解するのが原則と思いますが・・・?!
 今の日本の場合・・・→インターネットを利用すれば、多くの言語が直ぐに変換できますし・・・多国語を勉強するにしても、日本語で分かり易く書かれた本が(CD付きで)沢山出版されていますし・・・至れり尽くせりって感じですね。こんなに楽(らく)して覚えられる国、ありますか・・・?!
 ヨーロッパ人は、小さい時から複数の言語に接している人が多いので、数カ国語話せる人は、別に珍しくもないみたいですが・・・中国人は、(好奇心旺盛で?!)多国語に挑戦しようとする人が少なからずいる様ですが・・・アメリカ人は、(アメリカが世界で一番と思っていて?!)英語だけでいいと思って、多国語に挑戦する人、少ないみたいですが・・・?!
 英語を勉強する上で、母国語で書かれた本がなくて、英語で勉強するしかないってことに初めからなっていれば、日本人の英語力も、もっとアップしてきたのかも知れませんが・・・?!

 3、英語教育のスタートの違い、確かにありますが・・・?!
 3〜9歳が、外国語学習に最適な年齢と言われていますが・・・人、それぞれだと思います。私の娘は、高校3年生の夏(平成8年)から、アメリカに行きました。留学する時、英会話、カタコトでした。(←この時はまだ、私の英会話力の方が勝っていましたが・・・)
 渡米後、メキメキと(周りに全く日本人がいないことと必要に迫られて)英会話が進歩し、1年後には、遥かに私の能力を越えました。しかし、肝心の日本語が直ぐに出て来なくなってしまって・・・その後、幸いに、日本語と英語の言語中枢が完全に独立して機能する感じになって、日本語で言われても、英語で言われても、直ぐにそれぞれの言葉で、応答出来る様になりましたが・・・。(←覚えていた漢字が出て来なくなったと、今、悩んでいる様ですが・・・?!)
 (大脳生理学的には・・・バイリンガルになる場合、年齢が小さいと、脳の同じ所に2カ国語の言語中枢が出来るみたいですが・・・それが、大きくなってからの習得だと、2つの言語中枢が、少しだけ離れた位置にそれぞれ出来るとか・・・?!)

 4、日本人は、英語が嫌いってこと、ありそうですが・・・?!
 日本の場合、英語と言えば、「受験英語」になっていて、受験生の場合、確かに、「読む」のと「書く」のは、凄い能力を持っているのですが(←英語圏の人でも、スペル時々間違えていますが、日本の受験生、間違い少ないですね・・・!)・・・「受験英語」で難儀して、もう外国語何て大嫌い(!)って感じになっている人(自信を失くしている人)がいるのも、確かな様ですが・・・?!
 益々グローバル社会になりつつある今の時代において、英語に限らず、楽しく外国語の勉強して、それを使って楽しく外国の人と話をして、人生を謳歌しようって感じの人が今からどんどん多くなっても不思議でないと思うのですが・・・?!(私自身は、英語以外のいろいろ他の言語まで、ちょっとでも勉強して、海外に行けば、楽しみもグッと増すと思っているのですが・・・?!)

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/categories/343(←私なりの比較言語学

*写真は、将来、私の英語の先生になると思われる私の孫(ニューヨーク在住)、TOEIC(←長女は、1996年にオハイオ州の高校3年生となる)、初めの写真は、平成8年7月21日、佐伯から米国留学出発の日に、祖父母と一緒に)