日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

ある小児科医の自問自答(その5、生き方)


 いろんな生き方がありますが・・・日本人は、ある調査では、優秀みたいですが・・・→先に行われた「PIAAC(国際成人力調査)」では、日本の大人は、世界一優秀とか・・・?!
 「林修」さんと「小池百合子」さんの対談の本「異端の本」が出ていて、その中で小池さんが、日本の子どもたちを中東地域への修学旅行に連れて行きたい・・・→「メソポタミアの遺跡」や「(古代エジプト時代の巨大な)ルクソールの神殿」や「ピラミッド」や「ダマスカスのウマイヤ朝の寺院」や「(イエスキリストが十字架を背負って行ったとされる)エルサレムの丘」などのような、生きた歴史を目で見られる修学旅行にしたい」と。(←今は、アラブの春の延長で、まだ、落ち着いていないので、無理ですが・・・小池さんは、エジプトの大学を卒業して、実際に、アラビア語の通訳をしたり、観光案内をしていたのですが・・・)
 そうですね、出来るだけ若い時に、海外に、それも欧米よりも東南アジやアフリカなどの発展途上国へ行って、出来ればそこでホームステイなどを経験するといいと思うのですが・・・。
 「今でしょ!」で有名になっている林修さんは、本の中で、次の様に言っていましたが・・・→「(松下幸之助さんの言葉を引用して)出る杭は打たれる。出すぎた杭は打たれない」・・・(当時、東大法学部卒業の就職先1位が大蔵省で、2位がC銀で)自分が就職したC銀行の新入生は、東、京、阪、九・・・の旧帝大、そして早慶、一橋、一部の私大出身者しかいなく、ああ、この銀行は実際に能力があるかどうかでなくて、ただそこ(学歴)だけで見てるんだなあ・・・」と思って・・・先を見越して半年足らずでスパッと辞めていますが・・・(←案の定、C銀行は、しばらくして潰れてしまいましたが・・・!)。
 又、林修さんは、多くの伝記物の内容を分析して、その結果、(幸福度・成功度が)たいてい(親が死んだり貧乏だったりして)低い位置から始まり、そこから努力して上昇カーブを描き、何度か大ピンチもあったりして大きく上下して、兎に角グングン伸びるカーブの人ばかりで、最後は、上がったり下がったりとに分かれる・・・このパターンは、皆同じとのことですが・・・?!
 海外(タイのチェンマイ)に行った時、次の3点に気を付けるべしと、海外生活を永くしている日本人から言われましたが・・・→1、ビジネスに手を出さない事!、2、異性に手を出さない事!、3、不動産に手を出さない事。
 しかし、世界へ飛び込んで行った沖縄県出身の「金城拓真」さんの本を読んで、意識を新たにせざるを得ない感じにもなりましたが・・・!
 金城さんは、アフリカでビジネスを始める前、25歳の無職のプータロー・・・→それが、アフリカで10年して、年商300億円(!)、40社以上を経営する社長になっています。
 学歴もない(韓国の大学を出ているのに、ハングル話せないし、かつ、日本語以外話せない)、資格は自動車免許のみ、スキルも意識も高くなくて、日本でダメと思って海外でとなって(←日本では、能力がなくて食っていけないと思って、今でも・・・?!)、選んだ所がアフリカ(!)で、それが大当たりとなっていますが・・・!
 そこでの金城さんの話で・・・→しっかり構えられて10m以内で銃を向けられれば、手を挙げるしかないが、10m以上離れていて、急に打たれそうになっても、当たることはまずなくて、その時、一目散に逃げることが大切とか・・・今まで、(ビジネスをしている関係で金銭が深く絡んでいるので)何度も銃で撃たれているが、一度も当たっていない・・・しかし、初めて撃たれた時は、しばらくトラウマになっていた模様ですが(←当たり前ですね!)・・・?!
 金城さんの本の中に、次の様な教訓めいた内容がありました。
1、サバイバル力をつける為には、トラブルはあって当たり前だと思っておく。
2、サバイバル力をつける為には、トラブルを経験することで、対処法を学ぶ。
3、サバイバル力をつける為には、トラブルはネタとして面白がる。
4、家族的な付き合いをし、まずは自分が信頼される人になる。
5、家族的な付き合いをし、損得勘定だけでつながっている相手とビジネスをしない。
 アフリカで活躍している金城拓真さんも、アフガニスタンで地道に医療活動をしている中村哲さんも、自分が銃で打たれそうになったら、周りが身代わりになって守ってくれると言われていました・・・そんな強い人間関係が、何処にいても、生きる上で、一番大切なのかも知れませんね・・・?!

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/Others/1287165.htm
*「異端のススメ」 林修小池百合子 平成25年12月発行 宝島社 1143円 
*「世界へはみ出す」 金城拓真 平成25年5月発行 ディスカヴァー 1200円