日本の心・さいき

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一匹狼・・・

 昨晩(10月6日)、NHKの「ダーウィンが来た!」で、アメリカの「イエローストーン国立公園」に住むオオカミ(オス)「クロ」の話がありました。10年間程、追跡していました。
 北海道のオオカミは、いなくなりましたが・・・ここでも、家畜を襲うとのことで、生態系の頂点に立つオオカミが殺されてしまいました。すると、生態系が壊れてしまって大変なことになってしまいました。で、再び他の所からオオカミを連れて来て、以前の状態に戻していていましたが・・・。
 「クロ」は、記録を撮り始めた時は、2歳で、正に一匹オオカミで生活していました。ある群れのボスの目を盗んで、クロと意気投合したメスとの間に子どもをもうけたのでしたが、その群れの中で産んだ為に、又、独りぼっちになりました。いろんな経過を経て、自分なりの群れを作って、ボスになって行く姿の記録でした。
 オオカミの多くは、小さい時は、群れで行動しますが、しばらくすると、オスは、群れを離れます。しかし、頂点に立つ動物でも、独りで獲物を捕えて生きていくのって、ホント、大変ですね。以前、ライオンのメスが、独りで生きる姿の記録がありましたが、獲物が捕れなくて、まず、生きていけないんですね。
 高崎山の「ベンツ(人間だと、100歳?!)」が幸いに元の鞘に納まったみたいですが・・・動物の世界では、上下の関係がはっきり付いてないと、付くまで争いが起き、絶対に服従か、その群れから出ていくか、どちからしかない感じですね。群れで順位が付くとそれがずっと長いこと持続するんですね。
 人間の場合は、どうでしょうか・・・?!
 確かに、課長よりも部長、部長よりも社長の方が仕事上は上ですが、人間的にはどうかとなると・・・又、仕事を離れてまで、上下の関係に拘束されたくない人、多いかと思いますが・・・?!
 確かに、仕事をする上で人間は鍛われて行くことが多いのですが・・・沢山の人を束ねる人は、それなりのカリスマ性や統率力が必要ですね・・・?!
 私の場合、19床を持って救急中心の開業生活を8年半余していましたが、閉院となりました。先を見通す経営能力がないと、維持は難しいですね。それに、政府の医療政策も、コロコロと変わりますから・・・?!