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卵アレルギー・・・

 平成25年9月26日発行の「MedicalTribune」の内容に、「経口免疫寛容誘導により卵アレルギーの発生率低下」とありました。

 〔米ウィスコンシン州ミルウォーキーウェスタンオーストラリア大学(オーストラリア・パース)小児科・小児健康科のDebra J. Palmer博士らは、乳児を対象としたランダム化比較試験(RCT)で卵パウダーによる経口免疫寛容誘導の効果を検討し、「生後4カ月から少量の卵パウダーを食事に混ぜることで,卵アレルギーの発生を抑制できた」とする結果をJournal of Allergy and Clinical Immunology(2013; 132: 387-392)に発表しました。

 (卵アレルギーは、乳幼児の食物アレルギーの中では一番多く、早期から卵を摂取するべきかどうかで、悩むところですが・・・←5歳ぐらいになると、その多くは、何故か、値が明らかに低下していますが・・・)その具体的内容とは・・・→生後4カ月から8カ月まで、卵群と米群で比較していて、その後、8カ月から12カ月まで、卵を与えた結果、米でなく卵を与えていた群の方が、卵アレルギー児が少なかったとの結果です。又、卵パウダー接種後に卵アレルギー反応が見られた子の説明として、Debra J. Palmer博士らは、「湿疹を有する乳児に初めて卵を食べさせる時には慎重に行う必要がある。こうした食物アレルギーリスクの高い乳児の多くは、子宮内での暴露、あるいは母乳や周囲環境への暴露を通じて4カ月までに既に感受性を獲得している可能性が高い」と指摘しています。

 感染症寄生虫が少なくなった今日、乳幼児では、何らかのアレルギーをもっている子が半分近くいます。又、食物アレルギーを経験した子も、1割近くいます。 離乳食を早くした方がいいのでしょうか?子宮内での暴露や空中から皮膚を通じて既に入っているとなると、具体的には、どうすべきでしょうか?
 既に目の前にアレルギーの子と対面している親御さんやアレルギーの専門医でない医師にとっては、(経口負荷試験以外では、はっきりと白黒付けられないことが多いだけに)一歩下がって二歩進むって感じになっていますが・・・?!

http://www.babytown.jp/scene/foods/advice/017/index.html

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20120429/1