日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

中村哲氏・・・


 9月20日(金)の夜の民放の番組で、(危険を伴う)アフガニスタンパキスタンで長いこと活躍されている「中村哲氏」が紹介されていました。
 母校の「福岡県立福岡高校」に出向いて、そこの後輩の高校生に、講演をしていました。講演後に、ある生徒が、「生きる意味」に付いて質問していました。その時、中村氏は、「自分もそれが解らなかった、しかし、その疑問を持ち続けることが大切で、いろいろ一生懸命にしている内に、それなりの回答が見つかる・・・」って感じで答えていましたが・・・?!
 それに、勉強以外に、いろんな他の面にも興味を抱くことの大切さも説かれていました。(←今からの若い人に、美輪明宏さんは、日本の文化を大切にとアドバイスしていましたが・・・)
 中村哲氏は、テレビの取材に対して・・・→
1、「相手の考えを理解するのは、とても難しい」と言われていました。
 そうですね、正に、そうだと思います。
2、「何故、(不自由な生活までして、そこに、敢えてずっと)いるのですか?」との質問に、「義理と人情」でしょうかと、答えていました。
 タリバンから銃で襲われそうになった時、彼の前に立ちはだかって、身代わりになって打たれようとする姿を何度か見て、こんな人たちを見捨てることはとても出来ないと思ったそうですが・・・。
3、相手の立場に立って考えることが大切で、やはり、それには「忍耐」が必要だと言われていました。
4、「頭を柔軟にする」ことが大切だと言われました。
 歳を取ると、絶対に自分の考えは正しいと思って、人の意見を無視する傾向になりますが、1+1が必ず2にならないのが世の中で、常に、それを意識しながら頭を柔軟に保って生きることが大切だと言われていました。
 静かな口調で、優しい目で、少し微笑みながら言われる中村氏の一言一言は、とても深みのある内容だと思います。
 
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/ペシャワール会

 次の様なラビの言葉もあります・・・→「砂漠を旅する者は、星を目指して歩く、その星には、到達できないが、目的とするオアシスには到達する。理念・理想とは、この星の様なものである。」