日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

2020年の東京オリンピック・・・

 今日(9月8日)の早朝、2020年のオリンピックが東京で開催されることが決まりました(サッカー会場などは、宮城ですが・・・)。
 安倍首相が、「放射線の心配は全くない・・・」って感じで強く言われていました。今からずっと放射線漏れが起きない様に、真剣に取り組む覚悟と言われていましたので、それを信じたいと思います。
 7年後、福島の復興を世界に堂々と証明できることを願って、東京オリンピックが開催されることを望みます。
 今から49年前の1964年に東京オリンピックがありました。私は中学3年生でした。重量挙げの三宅選手や体操の鉄棒の小野選手の活躍などの映像、まだしっかりと覚えています。
 女子バレーでのソ連との闘い、最後、ソ連の選手がタッチネットをして、日本が勝ちました。姉がバレー(←姉は、私よりも2歳年上で、中学の時に、その学校の女子バレー部のキャプテンでしたが・・・)をしていたこともあり、真剣に見ていました。二流選手を集めて大松監督式に鍛え上げて、金メダルが取れたことが、当時、日本人の自信に少なからずつながったと思います。
 オリンピックの競技の最後は、男子マラソンでした。裸足のアベベが堂々と優勝し、テープを切った後、体を動かして体操をしていました。次に、競技場に入って来たのは、日本人の円谷選手でした。が、競技場に入って来て、直ぐに、イギリスの選手に抜かれてしまいました。しかし、3位で(やっと陸上でメダルが取れて)入賞し、母が大きな声を出して涙を流して泣いていました。私も、泣きそうなりましたが、じっと我慢していました。この時、日本人の底力を見た感じがし、深く感動しました。
 東京オリンピック後に、日本は、高度成長を遂げ、競争競争って感じになりました。学生運動が盛んになり、一浪の時は、東大中止で、二浪して大学に入りましたが、大学の教養部は封鎖していて、講義が始まったのは、1カ月遅れでした(→その為に、夏休みが1カ月間短くなりました・・・)。
 社会人になっても、競争競争って感じが多かったのですが・・・(64歳の)今はもう、他人との競争に価値観を抱かなくなり、人生観も、すっかり様変わりしてしまいました。
 確かに、アメリカに見習えって感じの期間が永かった様な気がしますが、今は、「日本人の心」のあり方を世界の人に知ってもらうことで、世界平和が来ると思っています。
 実際に、東日本大震災の時に、日本を良く思っていない外国のメディアの人までが、東北の被災者に直に触れて、「日本人の心」の素晴らしさ(どんな時にも他人を思いやる心)を知って、今までの日本人の間違った思い込みを修正しています。
 故人となりましたが、私が通った(マンモス校の)中学校長だった人(←その後、佐伯市の教育長になりましたが・・・)が、(私の父と話す為に)父の住む所に来て、その時に、私の父に言っていましたが、・・・「今まで、生徒に、努力すれば勝てる、頑張れ頑張れと言って、競争して勝つことばかり強調してきたが・・・我が子が浪人して、少し考え方が変わりました・・・頑張っても、勝てない事もある・・・そんな子への配慮が足りなかった・・・」と。
 今回、マドリードイスタンブールが選ばれませんでした。マドリードは、経済的な不安などで、イスタンブールは、シリア問題やドーピングの問題などの影響があったと思われます。関係者の心情を察します。