日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

人類は、長距離ハンター・・・

 宇宙の誕生の中で、今の人類が100万年前に誕生しました。人類にとって、獲物を捕まえられないことは死を意味することでした。
 そんな中で、人類が槍を発明したのは20万年前、弓矢を発明したのは2万年前と言われていますが・・・その20万年以前には、どうやって獲物を捕えていたのでしょうか・・・→答えは、何と、「走り殺していた」のです。
 短距離走では、人類は、多くの動物に負けます。しかし、長距離であれば、勝てるのです。例え人類が馬と競争してもです・・・→人類には、動物の様なフサフサとした毛がありません。動物は、長距離を走れば、オーバーヒートして倒れてしまうのです。人類よりも、熱中症にもなり易いのです。(人類は違いまね、マラソンで爽快感を感じる経験をした人もいるのですから・・・?)
 トラやヒョウは、白筋という白い筋肉が発達しています。酸素を必要としないのですが・・・1分間ぐらいしか全速力で走れません。
 四本足の動物は、全力疾走する時、内臓が常に前後に動き、肺の運動が制限されて、エネルギー効率が非常に悪くなります。しかし、人類は、二本足なので、走っている時に、肺の動きが他の臓器で邪魔されません。
 人類も、息を止めて走るとなると、1分間も全速力では走れないのですが、しかし、人類は、息をしながら(酸素を取り入れることで)走ることが出来るのです。(←有酸素運動
 マグロの筋肉は、白筋でなく赤筋です。マグロは、常に泳いで運動してないと死んでしまいます。何故なら、運動しないと酸素が取り込めないからです。人類は、どちらかと言えば、赤筋の発達したマグロに似ているのです。ところが、現代人は、自分がマグロであることを忘れて、動くことを止めてしまっているのです。
 トラやヒョウの目は、顔の全面に並んでいますが、牛や馬の目は、顔の横に付いています。ハンターである動物は、前だけ見ていればいいのですが、草食動物の牛や馬は、周囲を360度見て、常に警戒しておく必要があります。
 人類は、眼が前に付いていると言うことは、トラやハンターと同じく、進化の過程では、ハンターだったと言うことです。

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