日本の心・さいき

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ピークエンドの法則・・・

 ノーベル経済学賞(2002年)を受賞した「ダニエル・カーネマン教授」の理論に「ピーク・エンドの法則peak-and rule」があります。
 それは・・・→過去の経験を「ピーク(最良・最悪)」と「エンド(終わり方)」によって判断しているという理論です。
 経験全体の印象では・・・→「全ての経験の総和」ではなくて、「マックス」と「ラスト」が大切なのです。
 旅行の事を例にすれば、「一番良かった(悪かった)こと」と「旅行の最後がどうだったか」の2つで、その旅の思い出となります。(そう言われてみると例えば、イスタンブールの旅だと・・・超良かった印象ですが・・・→その思い出として、「アヤソフィア」の中でのシーンと、最後に、トルコ人の家に招待されたことの思い出がいつも脳裏を往来していますね・・・?!)
 男女の中でもそうですね・・・→結ばれなくても、一番楽しかった時の思い出と、最後のシーンが度々夢の中に出て来ること、多くの人が経験していると思われます。
 和太鼓演奏の時、一番最後の終わり方がとても大切で、聴いている人には、最後がいいと、その演奏がとても上手だったと思われます。篠笛演奏でも、そうです。
 人間は、喜びも悲しみも、慣れる生き物です。喜びや悲しみがなくなるのではなくて、慣れてしまうのです。
 いろんな辛い出来事を経験していても、今がいいからいいのではと多くの人は考えます。あの時の苦労を考えれば、今の苦労なんて、何てことないと考え直すことも出来ます。「終わりよければ全てよし」という言い方もあります。
 そう考えると、(親は、子どもが小さい時から、失敗しないようにと一生懸命ですが・・・?!)長い人生、順調に進んで行くことなく、落ち込むまで落ち込んで、這い上がる経験を、若い時からしておくことがいいのではないでしょうか・・・?!

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87