北京市にある「小児科専門病院」では、今、喘息や気管支炎で発症した子ども達で、待合室があふれかえっています。
今年の特徴は「霧」で、１月に北京で霧を観測した日は２６日もあり、１９５４年以来の記録となっています。
今の中国の大気汚染の原因は、いろいろ言われていますが・・・→経済や便利性を重視するあまりに、車社会が急速に進んでしまい・・・石油製品に含まれる硫黄の量に関する規制が国際基準に照らして緩やかな為に、粗悪ガソリンによる排ガスが汚染を深刻化させ・・・エネルギーの７０％を占める石炭消費量がここ数年毎年３億トンずつ増加していて・・・今年の冬は、例年よりも冷え込みが厳しくて、暖房用の石炭が更に増加していることなどが原因となっている様ですが・・・？！
問題になっている「ＰＭ２.５」とは・・・→粒子が小さくなると、肺の奥まで入って、人体への影響が大きくなります・・・この大気に浮遊している粒子状物質（Particulated Matter)の粒径が２.５μm以下の小さなものを「ＰＭ２.５」と呼んでいます。
今回の大気汚染で深刻な中国の場合、その影響が中国全土の４分の１にもなり、全人口の約半分近くの６億人にまで影響が出ているのです。
ところが、中国首脳部は、２０２０年までの所得倍増を目標に掲げて、このまま経済発展を最優先させる方針で行くみたいですが・・・？！（←ちょっとでなく、かなり問題ですね！）
「ＰＭ２.５」、日本の基準値は、３５μｇとなっていますが・・・北京では、９００μｇ以上の所もあった様ですが・・・！！
日本も、高度成長期の時に、都会の光化学スモッグが大問題になりました。近代化が進む中で、同じ過ちを、世界のアチコチが経験しています。
今は、冬で、大気汚染物も下に留まる傾向にありますが、今から次第に暖かくなってくると、大変ですね・・・！！
http://www.youtube.com/watch?v=P0kJx6nmZ1c
http://www.youtube.com/watch?v=6JVWV1dzN7Y
＊私の住んでいるアパート、今、外装工事中で（３月一杯まで？！）、粉塵が沢山舞ってきて、窓も全く開けられない状態の日が続いていますが・・・。
