日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

徳川家康・・・

 「秀吉」「信長」「家康」の3人の中で、どの生き方が一番好きかと、昔からよく考えていました。
 確かに、小学生や中学生の時は、「秀吉」ファンでした。しかし、茶道して、「利休」が(わびさびの)黒茶碗を好んだのに対して、「秀吉」は(キンキラキンの)金色の茶碗を好んだり、女性にだらしがなかったりと言うのを知り・・・それに、京都の本能寺に行った頃から、「信長」ファンになりました。
 信長は、日本を初めて統一し、何と言っても、今までのしきたりにこだわらない生き方が魅力的でした。宣教師がアフリカから連れて来た黒人を、自分の家来にして部屋まで与えた話は有名ですね。それに、私は、父から、信長を育てた家老の平手政秀の事をしばしば聞いていましたから・・・(政秀が切腹をして、信長の行動をいましめた話・・・私と同じ名前)。
 しかし、今年、久能山に行ったり、日光東照宮に行ったりして、「信長」ファンから少し「家康」ファンに変わりつつあります。
 何と言っても、徳川家が260年も続いたことは、世界的に見ても、注目に値します。初代「徳川家康」の偉大さが理解出来ます。
 「家康」の人生訓は有名です。現代人にも、充分に当てはまる内容になっています・・・→
・人の一生は、重荷を負うて遠き路を行くが如し。急ぐべからず。
・不自由を常と思えば不足なし。
・心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
・堪忍は無事長久の基。
・怒を敵と思え。
・勝つことばかり知りて負くるを知らざれば、害その身に至る。
・己を責めて、人を責むるな。
・及ばざるは過ぎたるに勝れ。
 ・・・そこには、「待機」「知足」「忍耐」「謙譲」「謙虚」の精神が大切となっています。