日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

この空の花・・・

 8月26日(日)、14:40〜17:15まで、「佐伯文化会館」で、「大分県ボランティア市民活動センター」主催による、大林宜彦監督作品の「この空の花」の上映がありました。
 3・11の大震災のことも取り上げていました。広島と長崎の原爆投下のことも取り上げていました。太平洋戦争でのアメリカ軍による新潟県長岡市への焼夷弾投下での惨事やその後の平和時の長岡花火の事が、紹介されていました。
 「未来に生きる子どもたちに、悲惨な過去を体験した大人からの贈り物」でした・・・→「核の怖さ」、「戦争の愚かさ(勝ち負けに関係なく、戦争は、愚かなもの)」、「平和の尊さ」、「人の愛の尊さ」などを深く考えさせる内容でした。(天草の牛深のハイヤー祭りも出て来ましたが・・・)
 1941年12月8日の真珠湾攻撃から始まり、1945年8月15日に終戦を迎えるまで、日本は、戦争まっただ中でした。日清戦争に勝ち、日露戦争に勝ち、太平洋戦争にも勝つに違いないと日本人の多くが思ったことでしょう。
 私の生まれたのは、1949年で、既に、戦争が終わっていました。皆とても貧乏で、何処に行っても、子ども子どもって感じでした(今の活気のあるベトナムバングラデシュの様に・・・?!)。その後、日本が経済的に豊かになっていく姿をこの目で、しっかりと見て来ました。日本は、どんどんモノが溢れてきました。
 テレビが我が家にも備えられた時、ヤッターって感じになったのを今でもはっきりと覚えています。テレビと冷蔵庫と電気洗濯機が家に揃った時、これで必要なモノは、完璧に揃ったって感じに思っていましたが・・・。
 時代はどんどん進み、戦争はなかったものの、中学2年生の秋から(入学できる数が限られ、他人との競争が強いられる)受験戦争に突入しました。
 中学3年生になると、今では想像できないことですが、(1学年500人以上いる学校で)1番から100番まで、模擬試験の成績が皆がしばしば通る廊下に公に掲示されていました。中学3年生の時、自分の中学では、何と、試験回数が18回もありました。それも、英数国社理以外に、体育・技術家庭・音楽・美術と9科目もありました(高校入試は、9科目でした)。高校に行っても、(大分県下の進学高校が一番頑張っている時で)正に、灰スクールって感じでしたが、何故か、それに付いて不満を言う生徒は、殆どいませんでしたが・・・。
 しかし、自分の場合、受験に失敗して2浪して大学に入学しましたが・・・。
 63歳になっての今、やっと、生きる意味、どう生きたらいいのか、少し自分なりに解った気がしています。
 政治家は、常々国益を損ねることはするべきでないと言います。今は、グローバルな時代なので、他の国の幸せも考えるべきだと思います。戦争の心配がなくなれば、軍備に使うお金がかなり節約でき、貧困にあえぐ国々にかなりの経済的な援助が出来るはずです。しかし、現実は、常任理事国も、皆、核を持ち、開発途上国も、軍備に力を注いでいます。
 人類はみな兄弟って言葉がありましたが、今は、あまり言わなくなりました。福島の汚染処理に理解を示すべきだと言いながらも、実際にば、なかなか事が進みせん。
 中国は嫌いだ、韓国は嫌いだ、イスラム教徒は嫌いだと言って、初めから接触を拒む日本も現にいます。もちろん、中国の人も、韓国の人も、日本を嫌っている人がいます。しかし、冷静に物事を見ている人も、どの国にも増えていると思っています。
 昔から、日本と中国や韓国との関係は、盛んでした。もっと昔のことを言えば、遺伝子学的には、人類は、東アフリカから誕生した同じ子孫だったはずですが・・・(ネアンデルタール人は、完全に消滅してないと言う説あり・・・)?!そう思えば、もっと仲良くするべきですね。
 その人その人の今までの生い立ち(文化)や今置かれている立場(マスコミや政治家や縁故関係や経済的な理由)で、なかなかその人の価値観が変わらなかったり、又、立場上、今までの姿勢が崩せないケースもあるのです。
 NHKの「ワイルドライフ」で、アフリカの「オカバンゴ大湿地帯」でのワニの生態が放映されていました。
 ・・・ワニは、怖いものとのイメージがありますが、この映像では、ワニの直ぐ近くまで行って、録画していました・・・→ワニが動く前には、尾を動かしたり、上体を起こしたりと、その動作があり・・・ワニの顔に接触すると直ぐにそれを攻撃する習性があり・・・ワニは、湖の下の方で餌を食べることは少なく、岸辺や水面で(魚などの)獲物を襲う性質があり・・・ワニも近づく人間の撮影者をしばしば見ていると、慣れてしまって無視・・・?!
 思い込みは、危険なことが少なからずあります。真実を知る努力を怠るべきでないと思います。宮沢賢治が言っていますが・・・→自分だけの幸せはなく、他人も幸せになって、自分もホントに幸せになれるのだと思います。
 フランクルの「夜と霧」の内容にもありましたが・・・→人は、他の人の為に苦しみ悩む時には、耐えられ、大きな力を発揮することが出来るのです。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060929/2
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