日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

電気が付いて当たり前・・・

 日本では、水がただで飲めるのは当たり前って感じになっています。
 レストランに行くと、水が出てきます。それも、この暑い時に、冷たい水がただで。これって、海外から見れば、例外中の例外って感じでスゴイことだと思いますけど・・・。飲める水で車を洗い、花にも上げています。トイレの時に、沢山水を使っている人、多いですね。
 この当たり前に慣れてしまうと、断水の時、パニック状態に陥ることも・・・。
 電気にしても、電気が付いて当たり前。しかし、バングラデシュダッカにホームステイした時、しばしば、停電になっていました・・・。幸い、しばらくすると、又、復活、それが1日に何度もありましたが・・・。しかし、これはとても恵まれている家庭のケースで、電気を全く利用していない家庭もあるのです。
 ガーナやザンビアに行った人の話だと・・・→腕時計を持っていても、それはアクセサリーに過ぎず、時間については、多くの人は、あまり気にしてないとのことらしい・・・?!
 朝は、太陽が上がれば起き、太陽が沈めば、寝る。乗り物のバスにしても、満杯になったら出発。そこでは、時間が実にゆっくりと経過しています(・・・←日本人の生き方と、全く反対?!)。もちろん、夜、遅くまで、電気を使えるなんて、贅沢そのものですが・・・。
 日本人の大半がしている様に・・・→太陽が沈んでも、電気を付けて遅くまで起き、太陽が上がっても眠っている生き方、これを機会に、考え直すべき時期に来ているのかも知れませんね・・・?!
 ところで・・・→原発がなくなると、代替エネルギーでは、必要量まかなえないので、大変なことになるって感じに原発推進派の人は主張しますが、本当でしょうか?いい対策は、ないのでしょうか?
 電気消費は、朝4時から5時が一番少なくて、平日の午後2時〜3時が一番多くなっています。電気は溜めることが出来ませんので、常にピーク時の10%くらい多めに発電してないといけません。そのピーク時に合わせて発電所から電気が供給されています。
 ところが、そのピークと言うのは、年間8760時間の内の10時間程度で、全体の0.1%にしか過ぎないのです。だとしたら、0.1%のピーク時の消費量を下げる方法を取った方が、合理的と言うことになりますね。
 それで、取り敢えず、ピーク時の消費電力を下げる工夫を是非とってもらいたいものです。
 信じ難い感じのからくりがありまして・・・→電力会社は、掛かったコストに3%上乗せして、電気料金を取っていいのです。と言うことは、事故を起こして普通の会社なら潰れるところが、電力会社の場合、3%上乗せして、消費者から取っていいことになっています。(・・・←これって、ちょっとおかしい、いや、かなりおかしいと思いませんか・・・!)
 現在、各家庭の消費者が、電気を出来るだけ使わない様に努力していますが、そもそも、各家庭の電気消費量は全体の4分の1以下で、4分の3以上は、事業所が消費しています。しかも、平日の午後2時から3時の消費は、各家庭がどんなに節電しても、最大で全体の9%しか減らせません。
(参考:みやざき中央新聞、7月4日号、原発に頼らない社会へ 田中優