日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

笑顔の施設・・・


 平成23年6月27日(月)の14:00に家を出て、タクシーに乗って、10分ほどで「万葉悠久の丘」に着いた。
 14:30ちょっと前から始めた。で、ちょうど15:30まで、予定通りに、20曲を終えた。
 入居者、ニコニコしている人が多い。柔和な顔をしている(私の母みたいに)。自分までニコニコ顔になって、自然体で演奏出来たかな・・・。(年配の看護師さんの話だと・・・→オープンしてまだ5年も経っていないのに満室。入居者がとにかく時間がゆっくりと流れる様な気分で過ごせる様にしているとのこと・・・入居している人に認知症の人が結構いるみたいだが・・・)
 演奏した部屋がこじんまりとしていたので、マイクなしでも篠笛の音色が響き、太鼓の音も、いい感じに聞こえた。
 この日は、タイのチェンマイで買った服を着てみた。(・・・←スタイルとしては、どうかな?)
 職員がいつもニコニコ顔。楽しそうだ。・・・→そうだなあ、こんな風に職員にゆとりがあることが大切だなあ。特に看護においては(・・・→職員に満足感がない状態で、入居者だけに満足感を求める何て、無理だよなあ・・・)。 部屋も見て下さいと言われたので、拝見させてもらった。それぞれの個室に、座り心地の良さそうな洋式トイレがあり、立派なウォシュレットも付いていた。
 
 演奏が終了して30分間も、そこの職員といろんな話をした。何となく、和やかな家にいるって感じだったかな?(しばしば利用する熊本のドーミーインがそんな感じかな?)。
 帰る直前に、「みんなで共有したいこと」と題して書かれたものを頂いた。それには、以下の如くに記載されていた。

 基本理念・・・
 「敬愛」・・・入居者の人としての尊厳を大切にし、可能な限り自立した日常生活を営むことが出来るよう支援します。
 「感謝」・・・常に笑顔と感謝の気持ちを忘れずに、人とのふれあいを大切にします。
 「信頼」・・・地域の人たちに愛され、親しまれ、信頼される施設を目指します。

 理想とする施設・・・施設に一歩入った時、時間がゆっくりと流れ入居者が穏やかな顔をしている。

 スタッフの3つの心構えとして・・・
1、叱らない、怒らない(萎縮し、不安感が増す)
2、せかせかと仕事をしない(忙しく仕事をすると落ち着かない、混乱する)
3、いかなる時でも笑顔でケアをする(安心感を与える)

 求められる介護者像として・・・
「基本的事項として」
1、お年寄(入居者)(認知症を含む)を正しく理解している
2、尊敬の気持ちを何時も持っている(自尊心を傷つけない)
3、介護の質の向上を目指して学ぶ姿勢がある
4、要介護者が主役であるということを理解する
「適正として」
1、状況判断が的確にできる
2、細やかな観察力とコミュニケーション技術がある
3、落ち着きがあって協調性がある
4、聞き上手である(介護上手は、聞き上手といわれる)
「感性として」
1、豊かな想像力がある
2、ユーモアがある
3、危機感が持てる

 とあった。ムーッ、親に認知症を持っている者としても、医師としても、勉強になりました。ありがとうございました。
 それにしても、初めて来た所なのに、何度も来たかの様に思え、初対面の人も多いのに、そんな感じにも思えなかった。良かった。又、是非、ここで演奏させて下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=QYaLz4BRlbc(←きよしのズンドコ節)
http://www.youtube.com/watch?v=iV2dIY7SC8c(←万葉悠久の丘から見た景色・・・正に、名前通りって感じの施設でした)