日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

建国記念日・・・

 昔、母が、「戦時中、(高等小学校では)歴史の試験は、天皇陛下の名前をずっと言えれば、他が出来なくても、もう、それだけで、合格点だった・・・」何て話をしていた。
 で、父も母も、「ジンム・スイゼイ・アンネイ・イトク・コウショウ・コウアン・コウレイ・コウゲン・カイカスジン・・・」何て最後まで120以上を早口で言い、私も、母から何回も聞かされて、初めの方だけ覚えてしまっていたけど・・・?!
 父は、戦時中、教壇に立って歴史を教えていた。文部省からの通達で、日本の歴史を教科書通りに教えることになっていた(逆らえなかった)。矛盾を感じながらも、その通りに教えていたとのこと(雲の上から日向に降りて来て・・・)。
 海外向けに作成した日本の歴史書、それが、「日本書紀」。40代目の天武天皇の時に造ることになったが、その完成を見ることなく、天武天皇崩御されている。
 明治5年に神武天皇の即位の日を建国の紀元としようと時の明治政府が思い立った。・・・→記紀の記述から逆算して紀元前660年の旧暦1月1日と見当付け、太陽暦の2月11日がその日に当たると言うことで、「紀元節」となっていたが、戦後になって建国を祝うと日として、1967年から、「建国記念の日」となって、祝日になっている。
 今の日本では、式典で、国旗である「日の丸」を掲げること、国歌の「君が代」を皆で一斉に歌うこと、何となく違和感を感じる時代になっているけど・・・?!
 日本を離れて、海外にしばらくいると、多くの日本人が、日本を恋しく思う様になる。オーストラリアやニュージーランドやカナダでは、中国の人や韓国の人が、母国に帰ることなく、そこに集団で住みついている。しかし、日本人の場合は、その多くは、晩年、やはり日本に帰っているか、帰りたがっている。
 イスラームの世界では、日本の評価は、極めて高い。韓国の人も中国の人も、日本のモノの確かさを認めている。海外からの日本への観光客も、次第に増加の傾向にあるし、実際に滞在した海外の人の評判は、上々である。
 そして、経済であまり進まない感じになっている今の日本も、海外からの留学生を積極的に採用しようと動き出し、日本からも、海外へ乗り出そうとしている。
 今や、グローバル化した時代なのだ。益々、そうなる傾向にある。そうなればなる程、日本人自身が、今までの日本の歴史や日本文化に、精通せざるを得ない時代になるだろう・・・?!
 私自身は、日本の最大の売りは、「日本の心」になると思っているのだが・・・。