日本の心・さいき

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将来の医療アラカルト(3つの方法:7/10)


 日本の医療の将来像がはっきり見えない。政治家にも官僚にも、はっきりとしたビジョンが残念なるかな、ない!財源がなく、国債がどんどん増えている現状では、致し方ないのかも知れない。
 非正規職員が就労者の4分の1にもなっている。所得税や住民税も、期待できない(高額納税者が少なくなりつつあるので)。会社も、赤字経営では、法人税が払えない。厚生労働省が、出生率を推測しても、当たらず、人口は増えない。
 公務員給与2割カット、国会議員半減、たばこ1.000円、消費税10%・・・しがらみが多くて、実現までには、かなりの時間が掛かかりそう・・・?!医師不足対策も、成り行き任せって感じになっているかな・・・?!
 いや、政府の方では、医師一人増やせば、1億の医療費アップとなることを強く認識していて、将来の医師不足は理解できても、それに踏み込めないのかも知れない。
 となると、長い「待機リスト」覚悟のイギリス型になるのか、市場原理に基づく正に医は算術の「アメリカ型」になるのか、それとも、重税を覚悟の北欧型となるのか・・・?!
 現実に、日本でも、人気の高い病院では、既に「待機リスト」なるものが作られている。その内、救急以外では、入院待ちは当たり前という状況になるだろう。待機リストも、イギリスの様に、情実が加わる余地がなければいいが、義理と人情の日本では、どうだろうか?!
 大病院での外来制限は、確実に起きるだろう。既に、今でも、大学病院の多くは、その方向にあるし・・・その内、紹介だけ受け付つけるって感じになるだろう。多くの大学病院では、総合診療科なるものが出来ていて、いきなり大学病院を受診しても、軽症と判断されれば、逆に、近所の診療所に紹介されている様だが・・・。
 カイロプラクティックや漢方などの代替医療も、どんどん盛んになるだろう。自由診療も、広がって行くだろう。混合診療(歯科では既に許可されているが・・・)もその内、解禁されるだろう。
 単純に考えれば、次の3つの方法となるのだが・・・?!
1、医学部の定員数を増やして、医師を増産する。・・・→しかし、財源の関係で、まず無理だろう。それに、当直明けに仕事とか、労働基準法に違反まがいの仕事量は、次第に回避の方向となるだろう。女性医師の割合も、益々増えるだろうし、医師の価値観も、周りの状況で次第に変化して行くだろう・・・。つまり、今と同じ事をするのに、医師の割合がもっと必要となり、益々、医師不足となるかな?!
2、海外から医師を輸入する。・・・→(漢方を使って、未病に力を入れる感じで)中医学を公に取り入れざるを得なくなって、その関係の中国・韓国からの医師がドット来る様になるかも知れない。東南アジアから、日本の円を求めて多くのドクターが来日して、不足した地域で医療する様になるかも知れない。
3、患者自らが、海外に行って医療を受ける。・・・→既に、メディカル・ツーリズムが世界のアチコチで行われつつある。日本でも、大都会では、それに積極的に動き出している医療機関が出現している。国際間の競争の激化が今から予想される?!

*「時の過ぎゆくままに」、いい方向に行けばいいですけど・・・国民の多くが現実を冷静に見つめ、遅いですが、今からの策を早めに練って実行しないと・・・・!
http://www.youtube.com/watch?v=M4O1di7fmW8