日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

新天地での演奏・・・


 上天草市立上天草総合病院に勤務してから6年目。その間、天草では、病院と病院に隣接している看護学校と老人施設で、それに、「五橋祭」の時以外、自分の演奏を披露していない。
 今回、新天地開拓って感じで、松島町の上天草市の老人施設の「和光園」で演奏した。行く時、和光園の人が迎えに来てくれた。迎えに来てくれた人の話では、皆が、楽しみにしているとのこと。
 (行く途中も帰る時も少し小雨だったが)行くと、待ってましたって感じで、皆がニコニコして迎えてくれた。車イスの人はいなくて、皆、元気そうに見えた。(職員も入れて、60人程いたかな?)。
 で、いつもの調子で、ちょうど1時間フルに演奏した。皆、楽しそうに、笛に合わせて歌ってくれたし、盆踊り太鼓の時は、手拍子してくれた。
 雰囲気的には、メドレーで篠笛で演奏した古賀政男の4曲(影を慕いて→泣くな妹よ→王将→悲しい酒)が、次第に皆の声が盛り上がる感じで、とても良かったみたいだった。
 演奏が終わっても、わざわざ自分の所に来て、「又、お願いします・・・」って感じで言ってくれる人がいたし、帰る時に、玄関まで、見送ってくれる人(80歳過ぎの女性)もいた。別れ際に握手すると、周りから、「良かったなあ・・・」と言われて、心底嬉しそうな顔をしていた。
 その後、その地区の診療所から(診療を終えて)帰る院長の車に便乗させてもらって、病院の車で院長と一緒に帰った。(今、この老人施設の嘱託医は、当病院の医師がしている。)
 いい汗をかいた。帰って、風呂に入り、食事をし、14時前に、病院に言った。この日、帝王切開があって、14時過ぎに、手術場に行った。(常勤の小児科医が、休みなのに出勤している自分を見て、気の毒がっていたが、来週、この小児科常勤医が1週間ほど不在で、代診することになっているので、自分が主治医になったのだが・・・。)
 帝王切開後に出て来た赤ちゃんは、生直後でも、末梢チアノ^−ゼもあるかないかぐらいで、酸素も使用せずに、とても元気に泣いて、一安心。(前回、他の施設で帝王切開していたが、今回は、里帰り分娩で当院で帝王切開となっていた。)
 病棟では、お父さんがビデオをずっと回している。5歳の兄が、妹を真剣に見ている。祖母もとても嬉しそうだ。いつもの風景であるが・・・。