日本の心・さいき

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島での救急医療・・・

 平成**年4月2*日(土)、仕事中に打撲をして、救急車で(市内には、病院がここしかない関係でか)当院に取り敢えず、男性が搬送されてきた。血圧低下で、(外科的疾患の必要性もありか?)、外科医も不在の為、ヘリコプターの要請となって、熊本市内搬送された。
 (日直かつ)当直医は、内科医で、サブ(補助)も、やはり、内科医。直ぐにヘリコプターが来て、直ぐに、市内へと向かった。
 地方にある、県の中心地から離れた、200床前後の自治体病院の多くは、救急医療での毎日の当直医は、その病院の常勤医がしている。サブも含めると、1か月に5〜6回程ある。救急患者さんが来ない日は、まずない。土・日・祝日となると、病棟の多くの入院患者さんの急変にも対応している。疲れ切った状態で、又、翌日、普通に仕事をこなしている。この状況は、全国、殆ど同じだ。
 自分の専門の疾患だと、それなりに自信を持って判断ができる。しかし、専門外となると、・・・。それでも、いきなり来られたら、診ない訳にはいかな。当直をするからには、訴訟が怖いから何て言ってもおれない。ただ、産科や新生児関係となると、お手上げ状態に等しくなる。
 それでも、いろんな科がある病院はまだいい。少しの人数で病院スタッフとして働いている勤務医は、もっと大変だ。大学や県から派遣で来ている診療所の医師は、独りで全科を診る感じになるので、もっと大変だ(うつ状態になる人も、時にいるみたいだが?!)。
 土・日・祝になると、多くの医師が、妻子のいる熊本市内に帰っている。当たり前だ。しかし、自分の場合は、遠過ぎて帰れないけど・・・。
 医師になって、ゴールデンウィークの時、ゆっくり休めたのは、今までに2回だけだなあ(年末年始は、1回だけ)。まあ、来月の12日からは、イスタンブールに行けるし、今からは、長期休暇が(アルバイト医なので)毎年充分にあるから、いいけど(旅行で、リフレッシュして、それなりに充電出来てます!)。
*写真は、平成**年4月*4日(土)に撮った、行きと帰りのヘリコプターの写真。