日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

2つの奇跡

 深夜、NHKで、「14歳の金メダル・岩崎恭子選手」のことがあった。旅行中であったが、たまたま幸運にも、この内容を全て見ることができた。
 当時は、オリンピックで史上最年少の14歳で金メダルを取った言うことで、日本中が騒いでいて(いや、世界中かな?!)、「今まで生きてきた中で、一番幸せです。」って言葉が今でも思い出される。正に、誰もが予想しない奇跡的な金メダルだった。
 が、その後のことに関して、詳細に報道されることはなかった。
 彼女は、その後、全く逆の境遇にあったことを知った。マスコミから追われ、嫌がらせの電話を受け、中傷されていた。その上、岩崎選手の姉までが好きな水泳を辞めてしまった。
 彼女は、精神的にもドン底まで落ち込んだ感じになって、取った金メダルを見るのも嫌になって、金庫の中に入れて、もう、決して見まいとまで思っていた。
 つまり、オリンピックで金メダルを取ったばかり、予期せぬ悲劇が始まってしまったのだ。
 タイムも落ち、同僚に負け、かっての岩崎選手の姿が全く見られなくなった中で、もう、世間から注目されなくなった。そんな中で、再び、気を取り戻して、アトランタのオリンピックでの出場資格を得ることが出来ている。
 この時、たまたま、体が不調で、10位で、決勝戦に出場できなかった。しかし、j彼女自身に笑顔が戻り、自信を取り戻し、水泳をすることに前向きになっている。正に、これは、オリンピックで金メダルを取った以上に、彼女にとっては奇跡だったのだ。
 最高の成績を上げても、イチローにしても、北島選手にしても、マスコミと周囲の期待の中で、人知れず、苦しんで来ている。しかし、イチローにしても、北島選手にしても、又、岩崎選手にしても、周りのそんな攻勢よりも、そのスポーツをすることがとても好きだったからこそ、それが続けられたに違いない。
 イチローや北島選手や岩崎選手が、子ども達に接して、自分のやっているスポーツを教えている。その顔は、誰が見ても、紛れもなく最高のいい顔だ。
 ストレスは、一番下は、もちろんあるが、一番上も、それに劣らずあるとの意見がある。中位よりちょっと上が一番ストレスが少なくていいって意見がある。ホントにそうだと思います。
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20060726/7