日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

清く正しく・・・

 昔は、「清く正しく生きなさい!」って感じでよく親から言われていたかな。
 しかし、あまりに清く生きようとして、摩擦を起こして、自滅してしまうこともある。が、あまりにも、(貪欲主義って感じで)理に反することをすると、多くの人の非難を浴びて、それなりの処罰を受ける。法律上受けなくても、世間の目はそれなりに厳しい。
 政治と金の問題にしても、戦後から長く続いてきた感じだ。選挙にお金の要らない様にと言ってきているが、実際は、まだまだ、不充分。いつまでたっても、この金と政治の問題は、消えない感じだ。(それでは困るのだけれども)
 選挙前に、国会議員の数を減らすと言って騒いでいたけど、近頃は、その話、全くないなあ。少なくとも、マスコミでは、その話は、今は、あまり取り上げられない様だ。
 日本相撲協会に関しても、理事を選ぶ理事選で、文部科学省から、無記名でと言われて、5m離れた所に投票箱が置かれ、誰が入れたか分からない感じで今回選挙が行われ、それで、(予想に反して)貴乃花が理事に選ばれた感じだ?!それまでは、誰が入れるかを皆の前で公表して投票する感じになっていた。日本相撲協会は、それをしてきた理由として、誤字があるといけないからとか説明しているが、それで世間が納得する訳がない!世間との大きなズレ感じる。
 教育の問題にしても根は深い。中高一貫教育の学校が人気があるが、進学を目的としているケースが多く、中学2年間で中学3年間分を終え、高校最後の1年間は、大学受験の為のカリキュラムになっていることが多い!
 今の日本の現状は、かなり前から、小学校でついて行けない子が3割、中学校でついて行けない子が5割、高校でついて行けない子が7割と言われてきている。大学では、もっとかな(それでも、卒業して行けるから、これ又不思議)?で、大学では、入学してもついて行けない大学生の為に、ある大学では、それなりの補修講義をしているとか。大学を卒業して会社に入っても、何も出来ない感じなので、初めから会社で教育をし直す。(何と、無駄の多い日本の旧態依然のこのシステム!先進国で落第制度のないのは、日本だけ!)
 土台、教育なんて、特に、義務教育では、学校でしっかりと教えるべきもの。それが、教師が聖職でなくなり(もちろん、高い誇りを持って頑張っている教師も多いが)、労働者って感じになってしまった。又、学校の教師は、それなりに報告書などの作成に追われ、忙しくて、(生徒としっかりと向き合う)本来の仕事ができていない感じになってしまった。教師の質も問題だが、システム自体にも、大きな問題がある!
 医療も、危機的だ。教育学部と同じく、医学部も、卒業してから、実践的なことを本格的に経験して行く。フィンランドの教育制度(5年間)のように、アメリカの医学制度(大学院、4年間)の様に、在学中に、もっと実践を体験出来るシステムに変えれないものだろうか。
 官僚と同じで、教師や医師になっても、人事評価があいまいだ。本来のいい教育をしようと思ってしても、それが高く評価されない。医療にしても、点数制度で、沢山薬を使い、長引かせた方が、収入に結び付く感じになっている。技量だけでなく、やる気があり、正義感や向上心が強く、かつ、協調性や継続力のある人がそれなりに高く評価されるべきだ。肩書きや学歴でなく、常に実績が客観的に評価されるシステムに変えていくべきだ。
 清く正しく、子どもにそう言い聞かせても、大人からそれを実践しないと、世の中、いや、今からの日本は、危うい。