日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

不安と恐怖・・・

 恐怖の場合は、恐怖のモノがはっきりしているが、不安は、そのモノがはっきりとしてないと言われている。今の時代を恐怖と感じる人も不安と感じる人もいる様だ。
 精神科医の話だと、どんなストレスを浴びても、ノイローゼにならない人がいて、反対に、ちょっとしたことでもスゴク恐怖に感じて、ノイローゼに陥ってしまう人もいるとか。
 14年振りの米ドル安の円高だが、円だけ高くなって、それだけ国際的に日本の円が選ばれているのでいい様に感じるが、実際は、消去法で、ユーロにも米ドルにも期待が持てなくて、最後に残ったのがたまたま円になっているだけなのだ。
 海外旅行をする人にとっては、円高メリットは、有り難い。しかし、日本からの輸出業者にとっては死活問題だ。特に、中小企業は大変だ。
 数字が全てって感じの商売人の人が言っていたが、・・・「どんどん上がってくると、このままで、もっともっと上がると思って、期待に胸をはずます。しかし、期待は裏切られて、やはり、又、下がってくる。・・・で、どんどん下がって行く時、このまま下がり過ぎて、行き着くのではと思って心細くなる。しかし、やはり、下がるのが止まって又上がっている・・・」と。
 そうだよな、経済は生き物だから、上がったり下がったりだ。いつ上がるかいつ下がるか、それが解らないが、自分の予想が多分当たるだろうと思って、それなりの選択を選ぶのだ。
 ジャンボ宝くじにしても、1等が当たる確率は、1000万分の1で、どの組番号の数字も、それに続くどの数字番号も、確率的には等しく当たることになっている。しかし、こうしたら当たるとか当たらないとか勝手に多くの人が思い込み、自分だけは、多分当たる何て思っているのだ。
 お金は努力して稼ぐモノ。泡銭は、直ぐに消える。苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。テレビで、年収150万円で、毎年フランスなどの海外旅行に行っている明るい家族が紹介されていたなあ(普段は、スゴイ倹約家)。
 東南アジアの各地を回って見ると、どんなに貧困な生活をしていても、家族の一人一人が家族の為に働いていて、家族の絆や親族の絆や地域の絆がとても深いことに気が付く。
 「奪え合えば足りず、助け合えば余る」、この相田さんの言葉を私は信じたい。