日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

続・新型インフルエンザ・・・

 新型が流行(はや)るのは、まず、間違いないって感じで多くの国が騒ぎ、それも、人類未経験のH5のトリ型で、恐らく多くの人の命を奪うだろうって感じで、宇宙服を着て予行練習をした病院も多かったはず。しかし、ヒトからヒトへの感染はなく、今は、それで騒ぐ人は殆どいなくなったみたいだが。その間、行政からの勧めで、いざと言う時に備えて、2週間の食料を確保したり、それなりに、アチコチで対策会議が開かれたりしていたはず。
 で、今回、メキシコに端を発して、新型のインフルエンザが流行った為に、日本全国、大騒ぎしている。が、実際は、いつものタイプよりも軽いって感じだ。が、マスコミから、重篤になる場合もあるとしばしば脅される(!)為に、子どもの発熱で過剰に心配して夜中に慌てて医療機関を受診している親御さんは多いはず。
 急性脳症は、毎年、あります!新型だけではありません!アメリカでは、新型で1000人程亡くなくなっていますが、皆保険制度の日本では、わずか26人(報告上では)亡くなっています(他の国と比較して、断凸少ないです!)。
 マスクが沢山売れ、時に品切れになり、手洗いやうがいが強調されているが、・・・それで、防げましたか→防げない。何故でしょうか?
 まず、インフルエンザの症状がなくてもうつしているケースがあると言うことです。そのことは医学的にちゃんと証明されています。発病前の24時間以内や、不顕性感染と言って、症状が出ない状態で人にうつすのです。(エイズが怖いのは、不顕性感染と言って、全く症状がない状態で性交渉などで、本人も知らないままにどんどん他人にうつすからです。)
 経験的に、隔離に優るモノはないと思っています。次に、自分の免疫力を普段から高めておくことがとてもとても大切と思っています。
 冬休みが来ると、一段落する。つまり、学校に行かないのでうつし合わないから。又、春休みが来ると、終息する。冬休みと同じで、学校に行かないから。
 しかし、インフルエンザの予防接種を多くの子ども達が打つ為か、近年、春先にもインフルエンザが流行しています。その理由は、ワクチンの有効期間が5カ月しかないからです。今年は、4月からB型が子ども達に流行しました。年が明ける前に、ワクチンをしっかりと打っている子ども達ばかりでしたよ。
 生き物には個人差があり、ヒトも、例外ではない。症状が軽く出るヒトもいるし、他人にうつす感染性を長期間有しているヒトもいる。解熱後48時間経過後に登校可としている学校保健法を忠実に守ろうとするあまり、又、教師も親御さんも、成績第一主義なので、授業に遅れまいとして、学校に無理して行かそうとすることが多いと思うのですが。
 しばしば、学校から、(無料の)登校・登園許可証を今でもしばしば書かされているが、書く時に、その多くは、ちゃんと治癒していなかったり、診てない状態。これって、何かあったら、やはりドクターの責任になるのかなあ・・・?!今では、マラソン前健診ってものまであって、(まだ、マラソン大会は、1週間近く先なのに)私は、毎年、診察に行っているが。
 この新型インフルエンザでの異常なまでの騒ぎは、何故?この不景気の時代に、インフルエンザでマスクを作る会社が潤ったり、タミフルリレンザやワクチンを作る会社が潤ったりして、経済効果がそれなりに上がっているのも、確かなことかな・・・?!