日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

自分との精神的な闘い

 日本女子オープンゴルフ最終日、韓国のソン・ボベが横峯さくらとの(共にー11で)プレーオフの末、優勝した。二人共23歳。先の相撲の千秋楽と違って、NHK、今回は、時間を過ぎても特別に延期して最後まで放映して頂きました。
 (パー4)の18番ホールでのプレーオフの時、ソン・ボベが先行だった。グリーン上に共に2オンしたが、ホールからの距離が迷うほどわずかに横峯の方が遠くて先に打つことになってしまった。で、入りそうだったが、読み切れなかったのか、外してパーとなってしまった。
 ソン・ボベは、横峯と違って、それまでの4ゲームで、この18番ホールでバーディーを取っていない(横峯は2回取っている)。で、ソン・ボベが、難なく1回で入れてバーディーを取り、(日本で2回目の)優勝した。
 3日目までトップで注目を浴びていた19歳の宮里美香は、4日目、バーディを一度も取ることが出来ず、不振に終わった。まだ、経験不足って感じであった。
 見てると、ゴルフは、ある水準まで達した上手な人の場合は、正に自分との精神的な闘いって感じだ。緊張のあまり、ホールに入れる直前で、パターを持ったままグリーン上で心筋梗塞になって倒れてしまう人も時にいるらしい。精神的な自分との闘いは、プレー中はもちろん、4日間ずっと持続しないといけないのだ。これがちゃんとコントロール出来るようになるには、それなりのスゴイ練習量といろんな経験が必要だろう。
 プレーオフの時、横峯さくらの姿勢が猫背になっていた。緊張していたのかな。試合が終わって、その姿勢が少し修正されていた。その点、ソン・ボベは、終始、姿勢が良かったし、最後まで顔にもゆとりがあった。
 ソン・ボベの話だと、プレー中は、周囲が見えなくて、玉が進む方向しか見えないとのこと。相撲取りも言っていたなあ、土俵上では、周りが見えなくて、土俵上しか見えないと。
 長いこと実績を積んでいる将棋の羽生氏や、(今年年間優勝賞金1位になっている)タイガーウッズや(故障で試合に出ないこともあったのに)今年も最多の安打を続けているイチローでは、結果はもちろん、自分の精神を長いことコントロールする才能がピカ一なのであろう。
 こちらも肩に力が入って見ていた。
 ゴルフは、佐伯市の西田病院勤務の時に、「西田病院ゴルフ同好会」があって、それに参加していて、月に1回、水曜の午後(病院が休診)、ハンディーを沢山もらって試合をしていた(今は、ゴルフの試合をテレビで楽しく見るだけ)。自分の場合、玉が真横に飛んだり、(何故か)少し後ろに飛んだりして、自分が打とうとすると、周りの人が後ろに下がっていたかな・・・?!