日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

終戦記念日

 私が生まれる4年前の1945年(昭和20年)年8月14日にポツダム宣言を受け入れて、15日の正午に、昭和天皇による玉音放送で日本が無条件降伏したことが国民に伝えられて、第二次世界大戦終結した。戦死者約212万人、空襲による死者約24万人と内務省から発表されている。
 その後、日本は、軍備を使っての戦争に一度も巻き込まれていない(先進国では日本だけで、世界でも10カ国前後でしかない?!、戦後戦争に巻き込まれなかったことが、今の日本の繁栄に大きく寄与していると思われる)。しかし、被爆国日本がして来なかったことは、世界の国々に対して、核軍縮の運動を積極的に進めてこなかったことである。
 今、地球の人類を4回も抹殺できる程の核がこの地球上に存在している。人類は、持っていても使えない自爆装置を、何故、手放すことができないのか。もしも、使えば、地球上の生態系がアッと言う間に狂い、それに対して報復の核を打てば、もう、それで人類は全て破滅となる(その恐ろしさの確かさは、立証済みのはず)、。
 放射線に関して、生物は免疫系に極力弱い。現実に、放射能の漏れなどの副作用で、多くの人間が犠牲になっている。それも、時間を掛けてじわじわと。
 誤って高圧線に触れてやけどをした子どもを受け持ったことがある。右手を通して電流が流れたので命拾いしていたが、左だったら、即死であったと思われる。その後が大変だった。長いこと入院し、感染を防ぐことで神経を使い、その後、長崎大学に紹介した。幸いに、それまでの治療が良かったと言われてホッとしたことがあった。高圧線だといつものやけど以上にじわじわと後から来て多くの症例で時間が掛かって大変とのことで、原爆だと、熱線・衝撃波・放射線・電磁波があり、これ以上と思われる。
 長崎にマザーテレサが来た時に、原爆資料館で、子どもが瞬間的に焼けて亡くなった写真2枚を指さして、「核を有する国の政治家は、これを見るべきだ!」と言ったとのこと。
 日本が核を持てば北朝鮮の脅威から逃れられるとの考えを持っている人も日本人の中にはいるが、私は、賛成しかねる。
 日本は、核を使わない、核を作らない、核を持ち込まないだけでなく、核を作らせない、今ある核を廃棄する様に核保有国に積極的に働きかけるべきだ。
 唯一の被爆国日本が世界に先駆けて優先的に出来ることなのに、日本政府はしてこなかった。今からでも遅くないと思います。国民の意識も大切ですね。
 人殺しの戦争の為にお金を使わなければ、人類、今以上に幸せになれますよ。皆が幸せでないと、ホントの幸せは来ないと思います。
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