日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

還暦での挑戦(その3、太鼓がオーストラリア内に持ち込めない!)

 5月13日(水)
 21:10に成田を発ち、5月13日(水)の07:05にブリスベンに着いた。機内は、ほぼ、満席であった。咳をしている人がわずかにいた。
 いつものiPodで時間をつぶすつもりが、自分の座席の前に付いているもので、将棋と囲碁のゲームで真剣になってしまって、朝の1時過ぎに寝て、5時頃にはもう目を覚まし、又、それに熱中してしまった。
 コンピューターの腕は、将棋は2級で、囲碁は6級とあった。将棋は負けることの方が多く(帰りの時には、勝つことの方が多くなったが)、囲碁も、同じであった。将棋のソフトは、実に良く出来ているなあと思った。囲碁のソフトは、将棋の9×9と違って、19×19で作成が難しい為か、癖が次第に理解できる様になってきた。細かい対応は、囲碁のソフトでは、上手に対応できているのだが、大局的な見方が出来ていない。責めながら自分の陣地を確保して行く自分の方法に勝ち目があることに気が付いてしまった。
 将棋も囲碁も、あまりに強いと、相手がいなくなる。これが仕事になると、深刻だ。趣味でしている人も、弱いと、ゲームと上手く遊べなくて、楽しめない。自分の様に、今の状態が一番いいのかなあ何て思ったりもした。
 篠笛や太鼓の演奏も(ハーモニカも持って行ったが)、どれも、さほど上手でない。しかし、バックにピアノの演奏があったりして笛を吹いたり、盆踊りの打ち方をいろいろ変えて打ったり、日本の曲をハーモニカで吹いたりして、1時間もの時間をタップリと楽しんでもらって演奏が出来る自分のスタイルも、いいのではと思っている。
 気分良くして、ブリスベンの空港に着いた。検問で太鼓が引っ掛かった。そこで40分近くも掛ったかなあ。太鼓が絶対にそこから国内に入れないことが判明した。何でも、虫が付いていたらいけないとのことで、60ドル払って、放射線で処理してもらうことにした。で、それが終わって自分がその太鼓を再び手に出来るのは、今から3週間前後になると言われた(もう、帰る時で間に合わない)。それに、放射線で太鼓自体がおかしくなることもあると言われた。絶体絶命って感じになって、ガックリきてしまった。
 この時、検査する人に、不思議な動作が見られた。29Kgもある大きなトランクの中を何度も繰り返して見ているのだ。家内の小さなバッグも何度も。しかし、自分のちょっと大き目めのバッグは一度しか見なくて(それも簡単に)、もう一つの自分の持っているバッグは、全く関心がない様で、開けもしない。何故か・・・?!