日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

基礎力・・・

 何でも、基礎が大切と思う。基礎が出来ていないと、応用が効かない。看護学生に統計学を教えないといけないと言うことで、それなりに頑張っているのだが、大変だ・・・!
 基礎を忘れてしまっているので、統計の本を読んでも、チンプンカンプンなのだ。
 統計学は、まず、順列・組合から始めないといけない。その初めは、まず、順列で、それから組合となる。統計では、順列よりも組合の方が重要である。で、集合の考え方も大切で、確率がどうしても必要で、微分積分ももちろん必要だ。となると、高校の数2Bだけでなく、数3が必須となる。が、もう、40年前のことで、忘れてしまっている・・・。しかし、その関係の本を読んでいる内に、そんなのもあったかなあって感じになってきてはいるのだが・・・。
 で、二項定理に入って、2項分布に入って、そのNを多くして、連続型の正規分布となり、それから、偏差値の意味や、標準偏差の意味が理解できてくる。そして、t分布やカイ2乗分布やF分布も、何となく分かったか分からない感じになってくるかな。しかし、t分布にしても、B(ベータ)関数やΓ(ガンマ)関数までもあって、充分に理解するには、大変だ。
 学問の多くは、積み重ね。いきなり難しい式が理解できる訳がない。それと同じ感じで、人間の各人の性格にしても、その人の人生観にしても、そんな感じだなあ。
 饑餓栽培と言うのがあって、初め饑餓の状態で植物を育てると、後、すっと丈夫に育つ。しかし、人間は、これがどうしても出来ないのだ。又、年限と言うのも大切な要素だ。長い期間変に培われた価値観は、(オカルト宗教の様に)元に戻るには、それだけの期間が又必要なのだ。
 はっきり言えることは、いろんな経験をした方が、その人にとっては、先々プラスになる場合が多いと言うことではないだろうか。それも、若ければ若いほどいいが、年取っても学べることは多い。そんな経験から学べることの方が、耳学問よりも、その人にとっては、本物の基礎力となる気がしている。
 今、生きられていること自体が素晴らしいことだし、それも、他の力のお陰で生かされていることに気が付くべきだし、又、現世でいろんなことをしたり考えたり出来ること自体が、ホントに価値あることだと思うけど、こんな考え、もう年取った証拠かなあ?