日本の心・さいき

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高学歴難民

 小さい時から、高学歴を求めて、一生懸命勉強して、首尾良くいい大学に入れたとしても、それで安心という訳にはいかない。特に今の時代は。即戦力が要求される時代、頭でっかちな人間はかえって周りを避けられるかも知れない。
 博士号を取ってもちゃんとした就職先がない所謂高学歴難民が現在1万2000人もいるとか。
 学問を究めたい、しかし、生活も安定したい。それが現実に出来ないのだ。非常勤講師代(安い)などで何とか生活費を稼いで(それが年間40代でわずが150万円)、親の世話になりながら生活をしている人が今日のテレビで紹介されていた。
 多くの親は、いい大学に入りさえすれば、何とかなると思っている。しかし、そんなことはない。それは、他の先進国でも共通の悩みとなっている。
 韓国やドイツでは、大学を卒業しても、就職できない人が年々増加し、イギリスでも、単純労働しか見つけられない高学歴者が社会問題化しているのだ。しかも、進学率の上昇で高学歴人口が増えて、高学歴者同士での共存競争が激しくなっているのだ。
 あっさりと、学歴を捨てて別の職業に就くってことも可能なのだが、それまでに多くの犠牲を払って得たモノを捨てることは、そんな人に限って出来ない。東大を卒業して楽しく大工さんをしている人が紹介されていた。何でも学歴が通じると思ったら大間違いだ。自分が何になりたいのか、それが一番の問題だ。
 息子が1週間前に自分に話してくれた、「自分の仕事って、誰でも出来ると思っている。しかし、出来ない。会社にちゃんとしたマニュアルはあるけど、殆ど役に立たない。5人中3人はしばらくして辞めてしまう。ずっといる人も、取り敢えずって感じで就職している。自分にしてもそう。別に他に自分のしたいことをしていて、これは生活の為に仕方ないって感じ。相手の話をちゃんと理不尽でも最後まで聞いてあげることが大切で、それが出来ない人が多い。言ってる本人も理不尽と気が付いているのだが、それを聞いてあげなくて、そのまま頭ごなしで言うと、上手くいかない。自分が折れて、まず、誤ること、それが出来ない人が多い。理不尽に言い張る人、女性に多い。若い人は、こちらの説明で結構納得してくれる感じ。40歳過ぎの男性で、延々と1時間近く苦情を言う人もたまにいる。ヤーさんが一番困るかな。「イヤー、まだ小指を詰めたくないので・・・」何て自分で言って、自分でもおかしさをこらえるのに一生懸命。会社の生命に関わることは、上の人に代わってもらっている。電話だけで、相手の顔が見えないので、気は使うが、その点は楽・・・」と。
 息子は、大学には行きたがらず、高校の時にも専門学校でも、よく遅刻をしていた。が、今は、全くしていない。そんな変化に息子自身が驚いている。タバコも吸っていたが、今は全く吸っていない。小学校の時には、ファミコンを持つのを私が長いこと禁じていて、家内から、「クラスで持っていないのは、○○だけで、もう、持たせてあげたら。友達の家でファミコンしているし、その話が出来なくて困っているのよ」何て言われたことがあったが。息子には、茶道を小学3年生の終わりから中学1年生の初めまで教え込み、又、極真空手にしばらく通わせていた。今考えると、過去にしてきたそれがいい方向に向かわせているのかな。今は、仕事をしながら、好きなライブ生活に青春をかけることが出来て、幸せそうだ。


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