日本の心・さいき

日本の心で、世界平和の実現を!

岸和田だんじり祭

 岸和田のだんじり祭のことが、9月15日(月)の敬老の日に放映されていた。以前にも、かなり詳しくテレビで見ていて、そのすさまじさに驚いていたが。
 この2日間で、観客人は59万人(大分県民の半分の数)。「外国人の為のだんじりインフォーメーション」なるものも設置されていて、世界の30カ国以上から見学に、いや、外国人の中には、そのだんじりを引く有力なメンバーになっている人もいるのだ(阿波踊りのように、踊るアホウに見るアホウ、どうせ見るなら踊りゃな損々って感じかな)。
 朝の5時から夕方の7時まで、35台が、命懸けで狭い道路を駆けめぐる。正に、命も油断したら失う感じで、「だんじり保険」まであるくらいだ(スゴイなあ)。
 何せ、この祭、江戸時代から続いている。岸和田市全体がこれ一色って感じだ。通り道のタイルの強さもアーケードの高さも、だんじりに合わせている。
 子どもからお年寄りまで、多くの人が直接に参加し、又、間接的には、殆どの市民がそれに参加している感じだ。正に、市民が一体となっている。
 今回の「岸和田だんじり祭」が終わって、その世話役のトップの人が、「(北島選手ではないが)もう言葉に言い尽くせません!」何て言って、感無量になっている。直接に参加している人の心境は、これで死んでも、岸和田の男児として悔いはないって感じらしい(スペインの牛の前を走る祭と同じ心境かな?)。
 日本の祭の意味は、大きい。祭は、多くの人が助け合わないと出来ない。年配者も若い人も、その役割をお互いに理解して、協力し合わないと出来ない。その人間関係が、普段のその地域での社会生活の延長となり、それにより、その地域がしっかりと支えられる。昔は、夏の供養盆踊りでは、上手な太鼓打ちがいて、朝までそれに合わせて踊っていた。今、そんな所は、日本全国で、殆ど消えてしまったし、盆踊りが自体が消滅してしまった所もある。
 日本の祭、これが日本を復活させる起爆剤になればいいかな?!